関西経済同友会の代表幹事に就任した永井靖二氏(65)(大林組副社長)が、読売新聞のインタビューに応じた。来年4月に開幕する大阪・関西万博について「(関西が)国際競争力をつけるための最大のチャンス。レガシー(遺産)として何を残すのか、しっかり議論していきたい」と述べ、今年度から同友会に新設された「万博レガシー委員会」で提言としてまとめていく考えを示した。(升田祥太朗)

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インタビューに応じる関西経済同友会の永井靖二代表幹事(大阪市中央区で)インタビューに応じる関西経済同友会の永井靖二代表幹事(大阪市中央区で)

 永井氏は、今月16日付で角元敬治氏(61)(三井住友銀行副会長)の後任として就任した。任期は1年だが、2期務めるのが慣例のため、永井氏は26年5月まで代表幹事として関西財界をリードする立場となる見通し。 インタビューで、永井氏は「万博とともに歩む代表幹事になる」と語り、万博を最重要テーマに取り組む姿勢を強調した。万博の盛り上がりについては「東京など(関西から)離れた場所ではまだ十分でない」との認識を示した上で、当面は情報発信などを通じて機運醸成の取り組みを強化していくと訴えた。 さらに、「大事なのは万博の後だ」と指摘。関西経済が長らく停滞している理由として、イノベーション(技術革新)や国際化の遅れ、多様性が不足していることを挙げた。その上で、「関西は歴史や文化、医療、ものづくりの技術で高いポテンシャル(潜在力)があり、それを生かす仕組みが求められる」と述べ、万博をきっかけに変革を進める必要性があるとの考えを示した。 永井氏は、「万博は50年か100年に1度の一大イベント。最大限いかしたいという思いはほかの経済団体や経営者も同じ。一緒にベクトルを合わせて、経済成長につながるようにしたい」と力を込めた。

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