衛生用品大手ユニ・チャーム(東京)は、使用済み紙おむつを分解・消毒して再生させた紙おむつの一般向け販売を始めた。同社ECサイトやイオン九州の直営68店舗で購入できる。
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リサイクルされた紙おむつについて説明する八木部長 ユニ・チャームは、使用済み紙おむつを殺菌、漂白、脱臭してパルプを取り出す独自のオゾン処理技術を開発。2016年以降、鹿児島県志布志市や大崎町と協力して一般家庭や保育園から紙おむつを回収している。今年の回収量は約500トンにのぼる見込み。
リサイクルした紙おむつは22年から介護用として病院や介護施設に販売し、子供用も新たに生産を始めた。この取り組みにイオン九州が賛同し、店頭販売が決まった。 一般ごみで使用済み紙おむつが占める割合(重量比)は、20年は約5%だったが、高齢者人口の増加に伴って30年には約7%に増えると推計されている。水分を多く含むため焼却処分の際に燃えにくく、二酸化炭素を多く排出することが問題となっている。ユニ・チャームによると、紙おむつへのリサイクルにより40~50%の二酸化炭素排出量削減が期待でき、燃料やパルプの原材料である木材の使用量を減らすことにもつながる。 リサイクル商品のブランド名は「RefF(リーフ)」で、子供用と介護用の紙おむつのほか、尿取りパッド、ペット用消臭シートの4種類。乳幼児用紙おむつ(L)の場合1パック(42枚)1078円で、従来品より約1割高いなど、リサイクル商品の価格は上昇する。同社グローバルベビーケアマーケティング本部の八木亮子部長は「環境に配慮した商品としての価値を理解してもらえるよう、情報を発信したい」と話した。
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