[工場探見]再春館製薬所本社工場 通販でしか提供していない化粧品「ドモホルンリンクル」を手がける再春館製薬所(熊本県益城町)。主力製品を生産する本社工場を、製造技術部の田尻勇人さん(37)に案内してもらった。
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完成した「ドモホルンリンクル」の商品をヘラで設備から丁寧に取る作業員(4月18日、熊本県益城町で)=長野浩一撮影 熊本空港から約3キロ離れた丘の上に、敷地面積約30万平方メートルに及ぶ工場「薬彩工園」が立っている。漢方メーカーとして創業した歴史を工場名に反映したという。ドモホルンリンクルとして提供している保湿液や保護クリームなど8点の商品を全て生産している。
最初の工程は、「
秤量(ひょうりょう)
」と呼ばれる原料の計量と、調合だ。異物の混入を防ぐクリーンルームで、ウコンやイチジク、地元産のシラヌイギクなど国内外から調達した約200種類の原料を、熟練の技術者が手作業で0・1グラム単位まで量る。
続いて、専用釜で原料を熱しながら混ぜ合わせる。クリーム製品なら約2万本を一度に生産できる釜だが、業界では小ぶりという。「少量生産で化粧品の『鮮度』を保つ」(田尻さん)のが理由だ。完成後の「釜出し」の工程では、商品を無駄にしないよう、作業員がヘラで丁寧に取る。 できあがったばかりの化粧品をガラス瓶やチューブに詰める工程では、容器を事前に洗浄する。さらに、化粧品を入れた後も、画像認識設備と作業員の目で、容器にわずか1ミリでも傷が入っていないかをつぶさに確かめる。 工場内の発送センターから会員向けに1日約5000個、「お試しセット」500個を出荷するが、工場は24時間稼働ではない。日々の全ての工程が終わると、機械の洗浄や工場内の殺菌作業を行うためだ。田尻さんは「消費者が事前に製品を手に取れない通販だからこそ、品質管理に責任を持って製造している」と話している。
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