平和や教育の大切さを訴えるネフセタイさん(3日、伊勢市で)平和や教育の大切さを訴えるネフセタイさん(3日、伊勢市で)

 イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃が続く中、元イスラエル軍兵士で埼玉県在住の家具職人ダニー・ネフセタイさん(67)が3日、伊勢市で講演し、戦争のない世界の実現を訴えた。 憲法記念日に平和や人権の大切さについて改めて考えてもらおうと、伊勢市民有志でつくる実行委員会が主催。市内外から約200人が訪れた。 ネフセタイさんは高校卒業後、徴兵で3年間、イスラエル空軍に所属した。幼い頃から「国のために死ぬのは素晴らしい」と教えられ、迷いなく入隊したが、約40年前から日本で暮らし始めると当時の思いに疑問を抱くようになったという。 講演でネフセタイさんは「強い軍隊を持つとされるイスラエルは戦争を繰り返し、憲法で軍隊を持たないとされる日本は79年間戦争をしていない」と指摘。「武力によって平和はつくれない」と強調した。 聴講した同市の女性(89)は「太平洋戦争で空襲を体験した。武力で平和はつくれないことに改めて気付かされた」と話していた。

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