愛媛県の災害対策本部で情報収集する職員ら(18日午前0時21分、松山市で)愛媛県の災害対策本部で情報収集する職員ら(18日午前0時21分、松山市で) 17日午後11時14分頃、愛媛県と大分県の間にある豊後水道を震源とする地震があり、愛媛県愛南町と高知県宿毛市で震度6弱を観測した。震源の深さは39キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・6と推定される。地震による津波はなかった。林官房長官は18日午前1時過ぎの記者会見で、「軽傷で救急搬送された方が現時点で数名いる」と明らかにした。

 気象庁は18日午前1時10分から記者会見し、「南海トラフ地震の想定震源域内で発生した地震だ」と説明。政府は南海トラフ沿いで異常な現象を確認した場合、大地震発生の可能性について調査を始め、「臨時情報」を発表する。今回の地震はM6・6で、調査を始める基準(M6・8)には達していない。会見では「関係を調査するマグニチュードの基準未満の地震。地震活動については、気象庁で注意深く監視する」とした。 政府は17日深夜、首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置した。岸田首相や林官房長官、松村防災相らが首相官邸に入り、情報収集にあたった。 首相は地震を受け、〈1〉早急に被害状況を把握する〈2〉自治体と緊密に連携し、人命第一の方針の下、被災者の救命・救助の災害応急対策に全力で取り組む〈3〉国民に避難や被害に関する情報提供を適時的確に行う――の3点を指示した。 林氏は18日未明に記者会見を開き、「四国電力伊方原子力発電所(愛媛県伊方町)をはじめ、原子力施設について現時点で異常があったとの報告は受けていない」と述べた。 各地の主な震度は次の通り。 ▽震度6弱 愛媛県愛南町、高知県宿毛市 ▽震度5強 愛媛県宇和島市 ▽震度5弱 愛媛県八幡浜市、大洲市、西予市、内子町、鬼北町、大分県佐伯市、津久見市 ▽震度4 広島県呉市、山口県防府市、熊本県阿蘇市、宮崎県延岡市、鹿児島県湧水町

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