TBS CROSS DIG with Bloomberg
(ブルームバーグ):フランスの複数の大手スーパーマーケットの計数百店舗が11日夜、サイバー攻撃を受けた。冷蔵・冷凍設備が機能しなくなったため、店側は傷んだ食品の廃棄を余儀なくされた。
「アンテルマルシェ」を所有するグループマン・ムスクテールの広報によると、同社では約150店舗が被害を受けた。ハッカーは冷却システムに侵入して設定を霜取りモードに切り替え、冷蔵庫と冷凍庫の温度を約6時間にわたり50度まで上昇させた。肉類や冷凍食品、野菜を廃棄せざるを得なくなった。
ムスクテールによると、システムはデンマークの冷凍・冷蔵設備会社ダンフォスが管理しており、当局への被害届の提出についてはダンフォスが判断する。
「コーペラティブU」もサイバー攻撃を受けたと、ドミニク・シェルシェ最高経営責任者(CEO)がX(旧ツイッター)への投稿で明らかにした。仏通信社AFPによると、100店弱が被害を受けた。仏テレビBFMは、大手「ルクレール」の一部店舗も標的になったと報じた。
ルクレールからブルームバーグのコメント要請への回答は今のところ得られていない。
ダンフォスは「発生した事案を把握している」とし、影響を軽減するための対策を顧客とともに進めていると説明した。
ダンフォスの広報によると、攻撃の影響を受けた製品の大半は旧式のもので、ソフトウエアやセキュリティーの更新がすでに提供されていないシステムが含まれる。
クラロティ傘下のサイバーセキュリティー研究チームは8月、ダンフォス製コントローラーの脆弱性を指摘するリポートを公表していた。同チームは、冷蔵・冷凍システムの動作の不正操作に悪用されうる、隠れた認証の仕組みを発見したとしていた。
原題:Hackers Hit French Supermarkets, Disabling Fridges and Freezers(抜粋)
–取材協力:Ryan Gallagher、Alan Katz、Jordan Robertson、Helene Durand.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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Jenny Che
