「ニックとは非常に率直に話をした。彼は多彩な強みを持つ素晴らしいサッカー選手だと思っている」と、38歳のヤイスレ監督は説明した。

ヴォルテマーデがマグパイズで挑戦者の立場を受け入れたくなかったのかと問われると、ヤイスレ監督はこう続けた。「先ほど言った通り、チーム内での彼の現状は明確に伝えていた。私たちのハイプレスをかけるサッカーも踏まえると、当時はほかに1、2人、わずかに先を行く選手がいた」。そのためヴォルテマーデは、望んでいたクラブでの出場時間を得るためにレンタル移籍を決めたという。

一時的にチームを離れたものの、指揮官は中期的には引き続き身長1メートル98のアタッカーを構想に入れている。両クラブの間で買い取りオプションは取り決められなかった。

「彼をとても高く評価している。もちろん、レンタル移籍しているだけなので、彼は今も私たちの選手だ」とヤイスレ監督は明言した。右利きのヴォルテマーデとニューカッスルの契約は2031年まで残っており、現状では来年、英国で再挑戦することになる。

ただ、アタッカーにとってセリエAでの再出発は、ここまで競技面では極めて厳しいものとなっている。ヴォルテマーデはトリノでまだ本来の調子をつかめていない。それでも、最近はチームメートから前向きな言葉が聞かれた。

FBL-ITA-SERIE A-JUVENTUS-ATALANTAGetty Imagesランダル・コロ・ムアニ、ユヴェントスでのニック・ヴォルテマーデの存在感を称賛

直近のカリアリ・カルチョ戦は1-1の引き分けに終わったが、ドイツ人選手の投入でようやく流れが変わった。攻撃でコンビを組むランダル・コロ・ムアニは81分、ケリム・アライベゴヴィッチのクロスをファーサイドで頭で合わせて同点ゴールを決め、その少し後にはダイレクトシュートがクロスバーの下部に当たった。

フランス人アタッカーはドイツ人選手のフィジカル面での存在感から明らかに恩恵を受けた。終盤には、最前線で一人だけでプレーする必要がなくなったからだ。「監督はハーフタイムに、ボールはかなり保持できているし、ペナルティーエリア内には多くの選手がいるので、クロスでボールを送り込む必要があると言った。ヴォルテマーデが入るとチャンスが増え、前半より明らかに良くなった。もちろん、まだ改善はできるけどね」とコロ・ムアニは語った。

「ニックが中央に入ると、彼は背が高いから、ボールをキープして相手ディフェンダーを引きつけられる。そうすると僕はもっと自由に動いてボールを受けられる。僕にとっては、その方がずっといい」と、フランクフルトに所属した経験のある同選手は続けた。

ヴォルテマーデは2025年夏、7500万ユーロでVfBシュトゥットガルトからマグパイズに移籍したが、プレミアリーグでは大きな期待に応えられなかった。ドイツ代表として14試合に出場した同選手への熱狂は、短期間で冷めてしまった。

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