富士通とニューメキシコ州のMOU調印式
富士通は米国のニューメキシコ州(以下、同州)と、量子コンピューティングでの技術開発と専門人材育成を行なう量子コンピューティング研究センター設立に向けた協業を10月8日に開始した。
同センターは、量子コンピューティング分野でハードウェア、ソフトウェア、アルゴリズム、理論にわたる先端研究開発を行なうとともに、量子コンピューティング分野の人材の裾野を広げ、産業界、学術界、政府および研究コミュニティ間の連携を強化するための教育や人材育成を担う。
同センターでは、富士通が持つ高度なコンピューティング技術および量子コンピューティング技術に関する専門知識と、同州の科学・研究エコシステムの連携を強化する。同社は同州と、研究協力、インターンシップ、学術連携、その他の人材育成プログラムを通じて、学生、研究者、エンジニアが新たな量子コンピューティングでの経済システムに参画するための道筋を創出する。
同州は、量子コンピューティングの研究および技術開発に注力しており、関連する事業を設立・拡大し量子エコシステム形成を目指す企業を支援するため、1億5,000万ドルの拠出を表明している。
同協業は、同州の広範なビジョンである、先進技術や高度なスキルを必要とする産業への投資を通じて、産学官の連携により革新的で持続可能な未来の構築を推し進めるもので、富士通は同州と共に、高度な専門人材の雇用創出や人材育成の機会拡大をはじめ、最先端の量子コンピューティング分野の高度専門人材や民間からの投資を誘致していく。
【ニューメキシコ州 ミシェル ルーハン グリシャム知事のコメント】
富士通との協業は、ニューメキシコ州として注力してきた量子技術への投資が実を結んでいることを示すものです。また、日本でのトップ会談を通じて目指していた、ニューメキシコ州でのパートナーシップや研究の創出、雇用の拡大について発表できることをうれしく思います。本協業により、富士通が有するグローバルな知見と、ニューメキシコ州が誇る大学、国立研究所、研究コミュニティの連携を加速することで、量子イノベーションの発展を支えるエコシステムを構築していきます。
【富士通株式会社 執行役員副社長 CTO、システムプラットフォーム担当 ヴィヴェック マハジャン氏のコメント】
富士通は、自社開発の次世代CPU「FUJITSU-MONAKA」、高性能コンピューティング、量子コンピューティングにわたる技術とソリューションを有しています。ニューメキシコ州に量子コンピューティング研究センターを設立することは、富士通の研究活動を拡大し、次世代量子技術の開発を加速するための重要な機会となります。量子コンピューティングおよびHPCにおけるハードウェア、ソフトウェア、アプリケーションの研究を結集することで、本センターは量子システム設計、エンジニアリングの検証を推進するとともに、化学、材料科学、先進エネルギーをはじめとする、重要な分野において革新的なアルゴリズムを開発していきます。
