前日欧州時間から本日アジア時間にかけてのドル円相場の動向と、FX個人投資家のポジション変化をまとめました。市場参加者の売買傾向を把握し、今後のFX取引の参考にご活用ください。
※本レポートは外為どっとコムの取引サービス「外貨ネクストネオ」のデータを基に作成しています。
作成日時:2026年9月29日 15:10
9月28日〜9月29日のドル円市況|円安牽制とイラン問題で振幅
9月28日、三村財務官の円安牽制発言を受けて、東京時間終盤に156.502円まで下落したドル円は、その後米長期金利の上昇に伴って157.586円まで上昇した。ただ、「トランプ米大統領がイラン核問題をめぐり進展に向け経済制裁緩和と凍結資金の解除に前向き」との報道を受けると、原油価格の下落を通じた米金利低下から、ドル円も157.00円前後まで下落した。
9月29日、中東情勢の行方が不透明なほか、今晩からの米雇用指標の発表や10月1日の日銀短観など重要イベントを控えて動きにくいこともあり、ドル円は157.50円付近で方向性を見定めづらい展開が続いた。また、早朝にトランプ大統領は、イランの核問題に対する報道を否定したが、為替市場への影響は限定された。
一方で、豪準備銀行(RBA)は予想通り政策金利を0.25%引き上げ、4.60%とすることを決めた。また、RBAは必要に応じてとしながらも、インフレを持続的に目標へ戻すために必要な措置をとるとした。

ドル円 60分足チャート 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
FX取引金額と個人投資家ポジション動向|取引額は減少
取引金額が前日比で約3割減と、相場全体で商いが抑えられた。また、新規買いが手控えられた一方で売建玉は約3%増加し、投資家の売り目線が強まった。
■取引金額
上段:前日比
下段:過去20営業日平均比
■売建玉
上段:前日比
下段:比率
■買建玉
上段:前日比
下段:比率
-28.2%
2.9%
-0.4%
-16.9%
41%
59%
※外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の取引量とポジションの円換算金額
市場シェア上位通貨ペア|メキシコペソ円へ資金が流入
ドル円(USD/JPY)のシェアが5%以上低下した一方、高金利のメキシコペソ円(MXN/JPY)に資金が流入し、シェアが8.2%まで拡大した。
順位
通貨ペア
市場シェア
前日比
1位
USD/JPY
80.7%
-5.1%
2位
MXN/JPY
8.2%
3.0%
3位
AUD/JPY
2.9%
0.7%
4位
TRY/JPY
2.0%
0.1%
5位
GBP/JPY
1.2%
0.3%
6位
EUR/JPY
0.9%
0.2%
7位
ZAR/JPY
0.9%
0.2%
8位
NZD/JPY
0.8%
0.2%
9位
EUR/USD
0.6%
0.1%
10位
CHF/JPY
0.5%
0.1%
※外貨ネクストネオ取り扱い42通貨ペアのうち、上位10通貨ペア
主要通貨ペアのポジション増減|クロス円全般で売り優勢
通貨ペアごとのポジショニングを見ると、NZドル円(NZD/JPY)のショートが+24.4%、メキシコペソ円(MXN/JPY)のショートが+22.0%となるなど、クロス円全般で売りが急増した。
通貨ペア
売ポジション(Short)
買ポジション(Long)
USD/JPY
4.5%
-0.4%
EUR/JPY
3.7%
4.2%
EUR/USD
-13.5%
2.9%
GBP/JPY
8.1%
-1.4%
AUD/JPY
6.3%
1.5%
NZD/JPY
24.4%
-4.3%
ZAR/JPY
1.0%
0.0%
TRY/JPY
-7.4%
0.8%
CNH/JPY
-7.8%
-1.9%
MXN/JPY
22.0%
-5.2%
SGD/JPY
0.1%
1.0%
