2026/09/17
スペインに拠点を置く独立系発電事業者(IPP)のZelestraは、Salzgitter Flachstahlとの間で、新たな太陽光発電・蓄電池ポートフォリオに関する電力購入契約を締結しました。Mathias Kunicke氏は、Zelestra Germanyの最高経営責任者として同社を率いており、今回の取り決めをドイツでこれまでに実現した最大のハイブリッド契約だと評しました。
このポートフォリオは、合計出力147MWとなる2件の新規太陽光発電(PV)プロジェクトで構成され、79MW/237MWhの蓄電池エネルギー貯蔵システムと組み合わせられます。建設はドイツ東部のテューリンゲン州とドイツ中部のブランデンブルク州で行われ、発電された電力は同名の都市に立地するSalzgitter製鉄所に供給されます。
Zelestraは太陽光発電設備の建設、所有、運営を担い、Salzgitter AGの子会社であるSalzgitter Flachstahlはプロジェクトで発電される電力の全量を引き取り、蓄電池を管理します。両社にとって、ドイツにおける初のハイブリッドPPAとなります。
Salzgitter Flachstahlでグループのエネルギー調達を統括するMarco Huber氏は、太陽光エネルギーと蓄電池を組み合わせることで、需要に応じて競争力のある条件で産業プロセス向けの再生可能エネルギーを調達できると述べました。同氏はさらに、この契約が製鉄生産の野心的な脱炭素化を後押しし、Salzgitter拠点の競争力確保に貢献すると付け加えました。
SALCOS(Salzgitter Low CO2 Steelmaking)として知られるこの野心的な計画は、Salzgitter AGによる27億ユーロ(31億2000万米ドル)の取り組みであり、製鉄操業における石炭を、再生可能エネルギーから製造されるグリーン水素に置き換えることを目指しています。Zelestraの最高経営責任者であるLeonardo Moreno氏はLinkedInで、ドイツで締結された最大の太陽光・蓄電池販売契約となる今回の取引が、Salzgitter AGの脱炭素計画の重要な要素になると指摘しました。
同製鉄会社はすでに、風力タービン運営事業者であるAvaconが製造拠点に30MWの風力発電所を設置することを通じて、グリーン水素生産に資金を投じており、Zelestraとの取引は太陽光・蓄電池分野への初参入となります。
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