
子供達への指導で打球方向を手で示す侍ジャパン・井口監督
Photo By スポニチ
岩手県からドジャース・大谷、佐々木、エンゼルス・菊池、マーリンズ・佐々木と立て続けにメジャーリーガーが誕生している。中央球界ではない同地から羽ばたき、世界最高峰の舞台で活躍するスーパースターたち。侍ジャパン・井口資仁監督(51)が12日、「三井ゴールデン・グラブ野球教室 盛岡教室」に参加し、興味を口にした。
子供や指導者約70人に手ほどきをしながらも、「逆に私たちは、岩手からメジャーリーガーを輩出していますので、どういう指導をしているのかなと興味がある」と語った。
岩手出身のスターを目指し、また同地で野球選手が育つというサイクルができつつあるのか。
野球教室が開催されたきたぎんボールパークの室内練習場には、幼児が遊ぶ屋内プレールームが併設されている。すぐ外には滑り台のある公園もあり、パパやママは幼児の面倒を見ながら、野球をする子供を見守ることができる。首都圏、大阪、名古屋、福岡などの都市ではボール遊びのできない公園も増えた。岩手は広大な自然に恵まれ、幼少期から野球に触れることができる環境がある。
井口監督は「本当にいろいろな質問をされた」と振り返った。岩手がメジャーリーガーを輩出する理由について「自然も豊かですし、子供達が伸び伸びと野球を行える環境は、スケールの大きい選手を育てていると感じる」と私見を述べた。
大谷、佐々木ら岩手出身スターを身近に感じて「自分事」として憧れる子供達や、指導者が野球教室に参加した。かつて高校野球の弱かった岩手県勢も、近年では甲子園で上位に進出することが多くなった。大谷の所属した花巻東は、夏は23年から4年連続で出場し、そのうち2度で8強に進出している。春を含めれば5季連続で出場中だ。近年、同校が県全体の野球レベルを向上させているのは間違いない。
野球教室で力強い打撃や、華麗な守備の実演も行った井口監督は「本当に子供達の目標は壮大。“大谷選手になりたい”とか、大きな夢を持ちながら野球をやってもらいたい」とエールを送った。
