【和歌山】Unifit(ユニフィット)「きょう飲んだっけ?」を解消 〜 和大生 高齢者の服薬サポート
Sカレ テーマ1位 「みえるんチェック」
全国の大学生が商品企画力を競う「スチューデント・イノベーション・カレッジ(Sカレ)2025」のプラン優勝戦が昨年12月、東京都で開かれ、和歌山大学経済学部4年柳到亨ゼミのチーム、Unifit(ユニフィット)が考案した「みえるんチェック」がテーマ1位に輝いた。高齢者の服薬状況を空き殻で確認する商品で、メンバーの清水舜介さんは「『飲んだっけ?』という不安を解消し、自立した服薬管理を支えたい」と話す。

32大学161チームが参加。出題された8テーマから、大阪市のパッケージ制作会社、明成孝橋美術が提示した「社会課題を解決する印刷製品」を選んだ。薬に着目したのは、服薬ミスで体調を崩した祖父母を身近で見てきたそれぞれの体験がきっかけだった。
当初は「飲み忘れ防止」の視点で案を出し合っていたが、200人以上の高齢者へ対面調査をするうち、根本的な問題は「飲み忘れ」ではなく、「飲んだかどうかわからなくなる」ことだと気づいた。捨てた薬の殻で服薬確認している事例をヒントに、試作と実証実験を繰り返して完成させた。
商品は、朝昼夜に分かれた5㌢四方の殻入れボックスと、月めくりカレンダーで構成。薬の殻をボックスに貯めることで、飲んだかどうかを「見える化」したほか、日付欄にシールを貼って達成感につながる仕組みを作った。
指導した同大学の柳教授は「服薬を『不安なもの』から『きょうも飲めた』という安心へ変えた点に大きな意味がある。これを徹底した現場調査で磨き上げたことが評価された」と賞賛する。
9月11日㊎まで、「キャンプファイヤー」で実施中のクラウドファンディングで返礼品として販売している。1500円。詳細はインスタグラム「@unifit_ryuzemi」。
(ニュース和歌山/2026年9月5日更新)