【写真を見る】クビアカ防除へ 栃木県の意外な新対策「蛍光イエロー」とは?産卵数が9割減少 山梨

 現在、県内各地で一斉防除が行われている特定外来生物のクビアカツヤカミキリ。

 モモやサクラなどバラ科の樹木に産卵し、幼虫が幹を食い荒らして枯らしてしまう害虫で、対策としては幹への薬剤の散布や注入、侵入などを防ぐ防護ネットの設置などが一般的です。

 そんな中、全く新しい防除方法が注目を浴びています。それがこちら!木の幹を蛍光イエローで塗装するというものです。

 この“意外過ぎる”対策の研究を進めているのが栃木県の研究機関です。

栃木県経営技術課 春山直人係長
「果樹園と今年は桜で実証を行っておりまして、塗装していない部分と比べますと大体クビアカツヤカミキリの産卵数が1から2割ぐらいまで減っているというような結果が得られています」

 栃木県が今年5月に行った実証実験では蛍光イエローで塗装した木は塗装していない木と比べてクビアカツヤカミキリの産卵数が約9割減少。色の違いで産卵数に変化があり、最も効果があったのが「蛍光レモン色」でした。

栃木県経営技術課 春山直人係長
「あくまで仮説だが、クビアカは老木のごつごつした暗い色の樹皮を好んで産卵する習性がある。色を明るくすることで産卵に適さないと判断し避けているのでは」

 塗装した箇所に効果が限定されることやサクラなど観賞用の木には適さないのが課題ですが、作業が簡単で効果も長期間持続するため、ほかの防除方法と組み合わせるのが有効だといいます。

栃木県経営技術課 春山直人係長
「クビアカの対策は薬剤散布などどれも手間がかかる対策が多かった。少しでも今回の技術で防除の省力化につながるとありがたい」

 栃木県内ではモモ農家の一部がすでに取り入れているといい、被害の拡大を防ぐ新たな対策として今後が期待されます。

Share.