浙江省の分水鎮は新学期を迎える9月を前にペン15億本を出荷した。

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9月の新学期に備えて中国の子供たちが購入した新しいペンは、浙江省杭州市に属する桐廬県の小さな村で作られた可能性が高い。新華社が伝えた。

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浙江省杭州市内から南西の山地に向かって車で約2時間走ると、「中国のペン製造の里」と呼ばれている桐廬県分水鎮に到着する。同鎮の常住人口は約6万人だが、そこに約900社のペンメーカーと関連企業が集まっている。統計によると、今年の夏休みシーズン中、分水鎮から約15億本のペンが中国各地に出荷された。

新学期まで残りわずかとなった8月末、多くのペンメーカーは新学期前最後の注文の出荷に向けて急ピッチで生産を進めていた。杭州金馬文具礼品のデジタル化された工場の生産ラインでは、カラフルなアクリルマーカーペンがどんどん生産され、セットにして包装され、上海や寧波といった都市へと出荷する準備が進められていた。同社生産部マネージャーの毛光雲(マオ・グアンユン)氏は、「9月を前にして、当社は約3600万本のペンを生産した。生産量は前年同期比で30%増えた」と説明した。

金馬文具は自動化された生産ラインを50本以上設置しており、各種ペンを年間3億本以上生産している。毛氏は「型を作り、プラスチックを型に流し込み、組み立てるといった作業の全てをロボットが行っている。26個の部品を組み立て、1本の書きやすい中性ペンを完成させるのに、わずか数十秒しかかからない」と話した。

メーカーの多忙ぶりは産業クラスターの活力を反映している。2025年、分水鎮のペン製造業界が生産したペンは合わせて85億本以上に達し、ボールペンの生産量の全国シェアは約35%、生産高は82億元(約1927億円)に達した。分水鎮には、生産高1億元(約23億5000万円)規模のペンメーカー1社、売上高1億元規模の育成企業5社、一連のテクノロジー型成長企業が協同発展する産業体制が作り上げられている。

しかし、数十年の歴史を有する産業クラスターにとって、「生産量の多さ」はゴールではない。いかにして産業チェーンの川中・川下から川上へとランクアップし、ペン生産から中核部品製造へと業務を拡大させ、ペン製造産業の骨格を強化するかが、分水鎮のペン製造産業がモデル転換と高度化を目指す上でのテーマとなっている。

ボールペンの先にある直径わずか0.25ミリのボールは長年、輸入に依存していたため、ボトルネックとなってきた。しかし、杭州鼎申新材料科技は技術革新に取り組み、ボールのサイズの誤差を0.05ミクロン以内に、真円度の精度を0.025ミクロン以内に制御できるようになった。

鼎申科技の工場に足を踏み入れると、ボールのピッキング設備や自動洗浄設備、耐摩耗性の検査設備などが並んでいる。そこには、独自に研究開発し、特許を取った技術が20種類以上採用されており、ペン製造関連企業が積み重ねてきた努力が詰まっている。

同社が独自に研究開発したボールの販売数は年間約150億粒で、中国のボールペン市場におけるシェアは70%以上に達している。インドやイタリアにも輸出されるようになった。

分水鎮では原料の供給から型の加工、部品の製造、ペンの生産、物流・輸送、貿易・販売に至るペン製造の産業チェーンが既に形成されている。分水鎮は今後もペン製造産業のハイエンド化、スマート化、ブランド化を進めていく計画だ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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