report
山梨QBサテライトキャンプ2026 DAY2
限られた人数の中で、それぞれが求められた役割を果たしながら、普段とは違うポジション、新たな役割にもチャレンジする。95-83という結果以上に、未来へ向けた可能性を探り続けた40分だった。
明日は三菱電機との対戦。
一層強度の高いチームに、クィーンビーズはどう挑むのか。
試合は12時トスアップ。











ヘッドコーチ・選手の談話
石川幸子ヘッドコーチ
試合の入りは、それほど悪くなかったと思います。比較的落ち着いて入ることができました。ただ、点差を広げた後にまた詰められてしまう時間帯がありました。そういうところで、もう一度しっかり引き離せる力は必要だと思います。
リバウンドについては、昨日より良かったと思います。相手が外からシュートを打つチームだったこともあって、それほど中に入ってこなかった部分もありますが、昨日と比べればしっかり取ることができました。ただ、最後の方で少し取られてしまったところもあったので、そこは引き続き意識していきたいです。
今日は昨日よりさらに一人少ない状況で、ポジションごとのやりくりが難しい試合でした。
違うポジションでのプレーも、こういう機会に経験を積んでもらいたいと思っています。そういった経験は多くありませんが、チーム内で協力しながらできるようになれば、リーグ戦でも使えると思います。そういう意味でも、今回のサテライトキャンプは成長するためのいい機会になっています。
また、マレム・渡邊・濱西が苦しい時間帯にプレーでチームを落ち着かせてくれたり、声を掛けてくれたりして、その存在にも助けられました。
昨日もそうでしたが、点差を広げた後に相手に詰められる時間帯があります。
そこで時間をどう使うのか、どういうプレーを選択するのか。こちらから伝えたことを選手たちがコートの中で遂行してくれていることは、良い部分だと思っています。
今シーズンは、フォワードの選手たちからもパスが出るようになってきました。シュートを打てる選手、チャンスになっている選手を見つけてボールを動かせるようになってきたことは、チームとして大きいと思います。
濱西七海
まずは勝てて良かったです。
このチームの中では在籍年数も長いですし、年齢も上の方になってきています。そういう意味では、自分もそういう意識を持たなければいけないと思っています。
これまでは、自分がコートに入った時に思い切りエネルギッシュにプレーすることや、チームの雰囲気を作ることを求められてきました。
でも、今はそれだけではなくて、落ち着いてプレーしなければいけないところでは、自分にもその責任があると思っています。
チームが苦しい時に誰が引っ張るのか。そういう場面では、自分だけではなく、これまでチームでプレーしてきた選手たちが引っ張っていくことが、今シーズンはすごく大切になってくると思います。
私自身は今シーズン、移籍という形でチームに戻ってきた選手ではありますが、そういう意識を持たなければいけないと思っていますし、ヘッドコーチも私たちにそこを求めているのだと思います。
今日の試合については、相手がやりたいプレーをやられてしまいました。3ポイントが武器のチームに、試合の入りから3ポイントでやられてしまったので、そこはすごく反省しなければいけない部分です。
そういう意味では、負けてもおかしくない試合だったと思います。
ただ、今日は自分たちがシュートをしっかり決め切れたことや、いい形でシュートを打てた場面が昨日より多かったと思います。
前半はセンター陣が頑張ってくれて、後半は3ポイントも決まりました。95点取れたということは、自分たちもこれだけ得点できるという一つの良さとして捉えたいです。
ただ、今日はディフェンスで勝てたというより、オフェンスで点を取って勝った試合だと思っています。ディフェンスについては、本当に課題がたくさん残りました。
次は「ディフェンスで粘って勝てました」と言えるようにしていきたいです。
韓国で1年間プレーして戻ってきて、日本でバスケットをすることが、以前よりもっと楽しく感じられるようになりました。
韓国では、体の強さや当たり、リバウンドの強さというところですごく苦労しましたし、自分自身の課題でもありました。だからこそ、リバウンドへの意識やコンタクトの強さという部分は、以前クィーンビーズにいた時とは少し変わったと思います。
韓国へ行って良かったと思っています。
バスケットだけではなく、私生活や人間関係も含めていろいろな経験をしたことで、自分自身の視野が広くなりました。
人として少し落ち着いた、という表現が正しいのかは分かりませんが、いろいろなことを落ち着いて見られるようになったことは、自分の中ですごく成長した部分だと思っています。
山瑞美子
サテライトキャンプでは1日ごとに対戦相手が変わります。リーグ戦ではないことなので、昨日とは違う相手に対して、チームとしてどうアジャストしていくかが大事だと思って試合に入りました。
SMBCは昨シーズンも対戦していたので、3ポイントがすごく入るチームということは分かっていました。山梨のみんなも相手の特徴を理解していたので、そこをしっかりケアしようと話していました。
もちろん相手も自分たちの強みを出そうとしてくるので、3ポイントでやられてしまう時間帯もありました。ただ、一本やられたら、その後は同じことをやらせない。そこを試合の中で修正できたことは良かったと思います。
やられた部分はありましたが、その中でも自分たちのペースに持っていくことができた。それが最後に勝つことにつながったと思います。
オフェンスでは、インサイドにマレムさんとハディさんがいて、相手には留学生がいなかったので、どうしてもディフェンスは二人を警戒して中に寄ってきます。
野坂のドライブが良いことも相手は分かっているので、そこにもディフェンスが寄ります。そうした時に、空いている自分のところへパスを出してくれているので、ボールがうまく回っているのだと思います。
逆に悪い時はそれができずに無理にシュートへ行ってしまったり、パスミスになったりして、そこから悪い流れになってしまいます。
今日のように、いい流れの中でいいパスを出すことを継続していきたいです。
リバウンドについても今日は意識していました。
昨シーズン、新潟にいた時にSMBCと対戦して、リバウンドで負けたという印象がすごく強く残っています。昨シーズン山梨でSMBCと対戦した選手からも、SMBCはリバウンドが強いと聞いていたので、そこは意識してプレーしました。
チームとしては、昨シーズンからメンバーが大きく変わってのスタートでした。
最初はどうやって合わせていくのか、お互いのことを知るところから始まったので、形になるまでには時間がかかりました。
そこから練習試合を重ねて、今回のサテライトキャンプを迎えました。時間はかかりましたが、少しずつチームとしてまとまってきたと感じています。
私自身、昨シーズンまでは試合に絡むことがほとんどできませんでした。
その中で、自分の強みをどう生かして、山梨でチームが勝つためにプレーするのかを考えています。
ヘッドコーチからも「どんどんシュートを打っていい」と言ってもらっていますし、みんなもいいパスを出してくれるので、自分もシュートを打ちやすくなっています。
そういう良い循環が、少しずつできていると思います。
明日はまた今日とは違う特徴を持った相手との試合になります。
相手の特徴をしっかり捉えながら、リバウンドをはじめ、自分たちがやらなければいけないことをしっかりやる。そして今日の試合に出た小さなミスを修正して、明日につなげていきたいと思います。
渡邊愛加
今日は勝つことができて良かったです。
ミスが続いた時に、チーム全体が少し沈みやすくなるところがあります。そういう時には、なるべく自分から声を掛けることを意識しています。
昨シーズンからやってきたことに加えて、人数が少なくなった分、これまで他の選手が担っていたことも、自分たち経験のある選手がやらなければいけないと思っています。
ただ、自分がすごく声掛けをするというよりは、まずはプレーでチームを引っ張っていけたらと思っています。
今日の試合では、自分が空いたら思い切って点を取りにいこうと思っていました。みんながパスを出してくれたので、それをしっかり決めることができて良かったです。
SMBCが3ポイントを得意としていることは分かっていましたが、試合の入りでは立て続けに決められてしまいました。
ただ、そこで引きずることなく、すぐに切り替えて自分たちのオフェンスに持っていけたことは良かったと思います。
リバウンドも、マレムやハディだけに任せるのではなく、周りの選手がしっかり取ってくれました。そこからそのまま速攻につなげることができたのも大きかったです。
やはり、ディフェンスから走るというシンプルなことを、どれだけできるかだと思っています。今日はそこが比較的できていたと思います。
新しいチームになって約2か月が経ちました。
8月はいろいろなカテゴリーのチームと試合をさせてもらいました。経験の少ない選手もいる中で、最初はなかなか合わせられない部分もありましたが、試合を重ねたことで、少しずつ自分が何をすればいいのか、チームメートがどういう特徴を持っているのか、そして試合の流れをどう掴むのかということが分かってきたと思います。
一方で、試合をしたからこそ見つかった課題もたくさんあります。
今回も勝つことはできていますが、まだ課題はあります。明日は三菱電機との対戦で、今日以上にハードな試合になると思います。
今は、そういう課題を見つけることができている、いい時期なのだと思います。
新しいチームが始まった時は、これからどうなるのだろうという気持ちもありました。
ただ、今シーズンの選手の中には、昨シーズンなかなか試合に出られなかった悔しさを持っている選手も多いです。それぞれの良さを出すことができれば、チャンスはあると思っています。
もちろん、できていないところを改善していくことは必要です。
でも、マイナスの部分だけを見るのではなく、どうすればチームがいい方向へ進んでいけるのか、何が良かったのかという、プラスの方向にも目を向けながらやっていきたいと思っています。
