8月21日、日本代表MF久保建英のラ・リーガ26-27シーズン初戦、第2節レアル・ベティス対レアル・ソシエダの撮影取材に向かった。
W杯の悪夢を越えて…久保の新たな挑戦
久保にとっては、ソシエダの選手として迎えた5シーズン目の公式戦初戦、またベティスは昨季、CL出場権内5位でフィニッシュしている格上である。ソシエダ、そして久保の今季を占う意味でも格好のゲームだったといえる。
リーガの開幕節は1週早く行われたが、今夏スペインの優勝で幕を閉じたW杯で準決勝まで進出した選手を抱えるチームは、第1節が第2節後に行われる変則的な日程が取られた。久保が所属するソシエダには、W杯優勝に貢献したオヤルサバルが在籍しているため、今節が初戦となった。これによって、ソシエダは開幕からいきなり18日間で5試合の過密日程を強いられる。

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そんな初戦を取材する上での注目は、やはり久保の起用法だった。
日本代表として出場したW杯1戦目のオランダ戦で負傷交代した久保は、その後W杯のピッチに立つことはなかった。またソシエダ復帰後も、プレシーズンでの出場は1試合のみと限定されたものだった。
その間、久保の主戦場となる右ウイングには、左サイドを得意とするバレネチェアの起用が多かった。指揮官ペッレグリーノ・マタラッツォが戦術変更する可能性も見て取れたが――この日は、過密日程を念頭にターンオーバーを意識した采配だったはず。
左膝に巻かれたテーピング、不安と期待のキックオフ
この日、20時のキックオフから1時間ほど前に発表された先発イレブンに目を通すと、久保の名を無事見つけることができた。

ただその後、アップのために姿を見せた久保にカメラを向けると――左膝周りをガッチリと固める白色のテーピングの存在感を強く感じた。それでも軽快なステップやボールタッチからは負傷の影響は感じられず、あくまで予防のためのものだったといえそうだ。
キックオフの笛が吹かれると、久保は大きく右サイドに開いたポジションを取った。
