2025年2月、ソウル・江西区のトレーダース・ホールセールクラブ麻谷店で、開店時間に合わせて入店する客(c)news1

2025年2月、ソウル・江西区のトレーダース・ホールセールクラブ麻谷店で、開店時間に合わせて入店する客(c)news1

【08月20日 KOREA WAVE】韓国で人口減少や1、2人世帯の増加が進むなか、大容量商品を扱う倉庫型店舗「トレーダース」が好調だ。イーマートの2026年4~6月期業績では、主要事業の中でもトレーダースが大きな利益を上げ、全体を支えた。

トレーダースの4~6月期の売り上げは前年同期比10.3%増、営業利益は12.7%増と、いずれも2桁成長を記録した。一方、大型スーパーのイーマートは同期間に営業赤字となり、トレーダースの好調ぶりが際立った。

韓国では2025年の1人世帯が824万世帯と前年比2.5%増え、2人世帯も662万世帯と2.3%増加した。一方、4人世帯は3.7%、5人世帯は7.2%減った。一般的に大容量商品を中心とする倉庫型店舗には逆風となる人口構造だが、トレーダースの4~6月期の来店客数は前年同期比3.7%増えた。

店舗数も拡大している。2010年に1号店を開業し、2023年には22店舗に増加。2025年には麻谷店と九月店を新たに開き、24店舗となった。両店は開業直後から全店舗の売り上げ上位10位に入ったという。2026年末には議政府店の開業も予定している。

イーマートは好調の理由として価格競争力を挙げる。取り扱う商品数を絞って大量に仕入れるほか、箱やパレット単位で陳列することで店舗運営を効率化している。プライベートブランド「Tスタンダード」の2026年1~6月期の売り上げも前年同期比29.7%増えた。

特に人気が高いのが精肉だ。大容量の塊肉を中心とした畜産商品の売り上げは上半期に17%増加。一般のスーパーより30~40%ほど安いとされる「リテールパック」も12.3%伸びた。

親戚や近隣住民、知人と大容量商品を共同購入し、小分けして使うケースもあるという。肉類の割引券を提供する「肉の定期券」も、上半期の販売実績が前年同期比36%増えた。

トレーダースは商品構成の刷新も進めている。約3600商品のうち、2025年には海外の特徴ある商品や倉庫型店舗向けの新商品など1000点以上を入れ替えた。2026年は全商品の50%以上を入れ替えることを目標としている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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