連載:M高史の陸上まるかじり
M高史
2026/08/19
(最終更新:2026/08/19)
#M高史の陸上まるかじり
#駒澤大学

青森山田高校、一関学院高校の合同合宿を取材させていただきました(提供・小山健太さん)
今回の「M高史の陸上まるかじり」は青森県東北町で行われた青森山田高校と一関学院高校の合同合宿のお話です。ここから高校駅伝で活躍する選手、あるいは将来、大学陸上界で活躍する選手が出てくることを願って、取材させていただきました!
「大八木チルドレン」による合同合宿
青森県東北町での合同合宿は4年前から開催されてきました。例年は青森山田高校、一関学院高校、秋田工業高校の3校による合同合宿です。青森山田高校・河野仁志監督、一関学院高校・藤井輝監督、秋田工業高校・高橋正仁監督はいずれも駒澤大学の卒業生で大八木弘明総監督の教え子です。取材に伺った私、M高史も含めて「大八木チルドレン」ですね!
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ふるさと秋田の陸上を盛り上げたい! 駒澤大OB高橋正仁さんの挑戦
今年はスケジュールの都合で秋田工業高校は参加できず、青森山田高校と一関学院高校の2校で、50人を超える合同合宿となりました。

2校合わせて、総勢50人以上の合宿となりました!
滋賀で開催された今年のインターハイには青森山田高校から3人、一関学院高校から2人が出場しました。中でも一関学院高校の三浦琥亜選手(3年)は3000mSCで3位に。自らの持つ県高校記録をさらに更新する8分55秒82の好記録での表彰台でした。
青森山田高校にも楽しみな選手が入学してきました。菅原篤志選手(1年)は今年1月の都道府県駅伝で中学生区間の2区で区間3位の好走。中学時代の自己ベストは3000m8分28秒15ですが、高校入学前の2月には、新青森総合運動公園陸上競技場の室内周回走路で非公認ながら3000m8分24秒8で走っています。バネの効いた軽快な走り、レースでの抜群の集中力など、今後に注目です!
今年は国スポが青森で開催ということもあり、盛り上がることでしょう!
「駅伝の町」青森県東北町での合同合宿
青森県東北町には「駅伝の町」と書かれた看板が掲げられています。真夏にもかかわらず、取材に伺った日はとても涼しく、午前中に車で移動している時に道路上に表示されていた気温は16度でした。じっとしていると寒いくらい、走るには快適なコンディションの中、秋シーズンを見据えてじっくりと走りこみます。
取材日の朝練習は東北町内にあるロードコースを使っての集団走でした。周回コースは1周約1.8kmですが、途中、高低差約60mの急坂が待ち受けています。A、B、Cの3チームに分かれての朝練習。M高史もCチームで朝練習に参加させていただきました。

朝練習の起伏ロード。高低差約60mもの急坂を上っていきます(提供・小山健太さん)
箱根駅伝5区の途中みたいなヘアピンカーブを抜けて、坂の頂上が見えない上り坂が続きます。
時間差でスタートしたAチーム、Bチームの選手たちがCチームを追い抜いていきます。特にAチームの選手の皆さんは、上り坂でもスイスイと軽快に駆け上がっていきます。将来、大学駅伝を走る選手も出てくることでしょう!

急坂も軽快な足取りで上っていきます!(提供・小山健太さん)
野辺地クロカンでじっくり走り込み
午前中は野辺地へ移動して、野辺地クロスカントリーコースへ。1周700mの不整地のクロカンコースで、短い周回の中に起伏があり、中でもキツい上り坂が2カ所あります。今年、ウッドチップが敷き詰められて、昨年までよりも走りやすいコースになりました。
それでも、ズボッと足をとられそうになる箇所もあり、転倒や捻挫にも気をつけながら、ペースを刻んでいきます。フォーム改善、体幹・脚力・心肺機能の強化にも効いてきます。こういった不整地や起伏を走り込むことで、自然と効率の良いいわゆるランニングエコノミーの良いフォームが身についてきますね。そして、急坂を何度も上るので、メンタルも鍛えられそうです!

野辺地クロカンでのトレーニング。ウッドチップが敷かれた不整地、起伏でしっかり脚作り(提供・小山健太さん)
監督も自校の選手だけでなく、満遍なく声をかけたり、名前も呼んで声をかける姿が印象的でした。選手にとっても他校の先生に名前で呼ばれて「走りが良くなった」「最後粘ったね」と声をかけられるとうれしいものですよね。
また、ミーティングでも監督から日頃から言われているような内容のことも、他校の監督から言葉は違っても似ている内容のことを話してもらえることで「やっぱり大事なんだ!」と気がつくこともあるでしょう。
同じ東北地区で、それぞれ県を代表し、全国で勝負したいという高校同士です。良い関係で切磋琢磨しているのも伝わってきました。東北高校総体、東北高校駅伝といった東北地区での大会でも顔を合わせますし、インターハイや都大路、さらには伊那駅伝や各種記録会など、さまざまな場面で競り合う機会が出てきます。
そして、大学に進学して、今度は同じチームになる選手もいたりして、高校・大学と取材させていただいている立場としては、なんだか感慨深いです。
今回、合宿に参加できなかった秋田工業高校もインターハイでは3000mSCで川越泰斉選手(3年)が7位入賞(8分59秒94)しており、今後も切磋琢磨しながらお互いを高め合っていかれることでしょう!
各校の皆さんの今後のさらなる活躍に注目したいです!

今後も切磋琢磨しながら、現状打破していってほしいです!(提供・小山健太さん)
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