新潟市北区の港で小学6年の男子児童が溺れて死亡した8月17日の水難事故。
今シーズン、新潟県内で海で亡くなった人の数は5人に上っていて、専門家も警鐘を鳴らしています。
【写真を見る】新潟市北区 小6水難事故死 突堤の砂底は「急激に深くなり危険」 専門家が家庭での指導呼びかけ「子どもだけで水辺に近づかないよう言い聞かせを」
【記者リポート】
「ヘリコプターがいて、今まさに救助活動が行われています」
事故があったのは新潟市北区島見町にある新潟漁協 南浜支所付近の港で、関係者以外は立ち入り禁止の場所でした。
■児童が遊んでいたのは突堤の「砂だまり」
新潟海上保安部や警察などによりますと、11歳の男子児童3人が海に入って遊んでいたところ、1人が溺れて病院に運ばれ、その後死亡が確認されました。
溺死でした。
【事故の目撃者】
「あそこは立ち入り禁止で、これまで子ども達が遊んでいるのを見たことない」
新潟海上保安部によりますと、男子児童らが遊んでいたのは、港の海に突き出た堤防=突堤の付け根の “砂だまり” だということです。
■突堤近くの砂底は危険
水難学会の理事で、長岡技術科学大学大学院の斎藤 秀俊 教授は、突堤近くの砂底は急激に深くなるため危険だと指摘します。
【長岡技術科学大学大学院 斎藤 秀俊 教授】
「砂の動きで言うと、突堤の付け根というのは比較的砂が付きやすくて、突堤から離れる、あるいは突堤の先端に行くと、逆に砂が流出することもある」
「突堤がある砂浜の場合は、砂底の浅い 深いっていうのが極端に出ると考えていい」
第9管区海上保安本部によりますと、新潟県内で7〜8月にマリンレジャー中の事故による死者は5人。
2025年同時期の3人を上回っています。
■「水辺に近づかないよう家庭で言い聞かせを」
【長岡技術科学大学大学院 斎藤 秀俊 教授】
「全国で比べても、新潟県の子供の水難事故はハイペースで進んでいるので、ここで立ち切ることを考えないといけない」
斎藤教授は「子どもだけで水辺に近づかないよう、家庭で言い聞かせてほしい」と呼びかけています。
新潟放送
