小米(1810.HK)は、中国での発売を数日後に控え、次期スマートフォン「Redmi K100 Pro」のハイエンド仕様を確認した。最大の特徴は2億画素のメインカメラと、大容量8580mAhのシリコンカーボンバッテリーだ。

Redmi K100 Proは、8月11日に「Redmi K100 Pro Max」と同時に発表される。価格は約4000人民元(約9万3600円)に設定される見込み。小米は公式Weiboアカウントを通じて両機種の詳細を段階的に公開しており、Redmiブランドにとって大幅なハードウェア刷新となる今回の製品への期待感を醸成している。

カメラ機能では、K100 Proは5つの焦点距離をカバーするトリプルリアカメラシステムを搭載する。光学手ブレ補正(OIS)を備えた2億画素のメインセンサーを中核に、10cmのマクロ撮影が可能な望遠レンズを組み合わせた。これはRedmi Kシリーズにとって大幅な高解像度化であり、中国の競合メーカーのフラッグシップ機と真っ向から競合する位置付けとなる。

ヘビーユーザーが注目するであろうバッテリー構成も見逃せない。8580mAhのシリコンカーボンセルは、100Wの有線急速充電と50Wの無線充電に対応。さらに27Wの有線逆充電と22.5Wの無線逆充電も備えており、スマートフォン自体をアクセサリーや他デバイス向けのモバイルバッテリーとして活用できる。

内部では、クアルコム(QCOM)の「Snapdragon 8 Elite Gen 5 V Series」チップセット(型番SM8850-1-AB)を搭載。小米によると、AnTuTu V11ベンチマークで409.5万ポイントを記録した。参考までに、同社は標準版のSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載するRedmi K100 Pro Maxが同じテストで455万ポイントを達成したと以前発表している。V Series版と標準チップの性能差は、小米がPro Maxをシリーズ最上位の性能リーダーとして位置付けていることを示唆している。

ディスプレイは6.59インチで、185Hzのリフレッシュレートに対応。モバイルゲーマーや滑らかなスクロール操作を重視するユーザーに訴求する仕様だ。Pro Maxと類似したデザイン言語を採用し、背面には大型の長方形カメラハウジング、Boseチューニングのオーディオシステムを搭載する。

小米は「蛍火追光(Firefly Chasing Light)」と呼ばれる特徴的なグリーンカラーバリエーションも公開した。同社によると、この仕上げには背面パネルに特注の蓄光素材を使用しており、光源を使って光るパターンを描くことができるという。ホワイトカラーのバリエーションも確認されている。

K100 Proは現在のところ中国市場向けに発売が予定されているが、国際展開は未定だ。前世代のRedmi K90はグローバル市場で「Poco F8 Pro」としてリブランドされた経緯があり、業界関係者はK100 Proも同様にPocoブランドで展開される可能性があると見ている。小米は本機種のグローバル発売計画については確認していない。

同日発売のK100 Pro Maxは、より大型の6.9インチディスプレイと標準版のSnapdragon 8 Elite Gen 5チップセットを搭載する。この2機種は、華為技術(Huawei)、OPPO、vivoとの競争が激化する中国のプレミアムスマートフォン市場で、小米がシェア拡大を図る布石となる。

今回の発表は、小米がスマートフォン以外へのエコシステム拡大を続ける中で行われる。同社は最近、中国で手頃な価格のプロジェクター「Redmi Projector 5」を999人民元(約2万3400円)で発売した。CVIA輝度400ルーメン、物理1080p解像度、最大120インチの投影に対応する。本機は自動画質調整用のToFレーザーセンシングモジュールと、柔軟な設置を可能にする360度ジンバルを内蔵する。ただし、小米は通常、Redmiプロジェクターを国際市場で広く展開することはない。

また、小米の新型フラッグシップタブレット2機種が最近中国で認証を取得しており、同社が今後数カ月でスマートフォン以外の製品発売も準備していることを示唆している。

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