6月11日および6月25日、成蹊大学経済学部にてJBICの調査部職員2名が、日本企業の海外展開に関する動向やヨーロッパ各国の政治・経済情勢についての出張講義を行いました。



第1日程の様子

本講義の第1日程では、調査部第1ユニットの共田アソシエイトより、JBIC調査部の業務を紹介した後に、JBICが毎年実施している「2025年度海外事業展開調査(GLOBE)」や各種政府統計などを参照しつつ、①近年の日本の製造業における海外でのビジネスモデル、②海外ビジネスにおける日本企業の着目点、③日本企業の実際の進出先を中心に解説しました。


特に近年は日本企業の進出先としてインドへの注目が高まっており、有望国ランキングでは4年連続で1位を獲得したことや、ASEAN諸国への進出動機として生産コストだけでなく、現地の高い市場成長にも着目されていることなどを説明しました。


共田アソシエイトの写真
 


第2日程の様子

第2日程では、調査部第2ユニットの江口アソシエイトより、「ヨーロッパが抱える課題」を題材に、①ロシアのウクライナ侵攻を契機としたエネルギー安全保障の重要性の高まり、②アメリカへの過度な依存見直し、③中国を念頭とした経済安全保障やサプライチェーンリスクへの対応に触れつつ、ヨーロッパで戦略的自律への意識が高まっている背景を説明しました。


また、欧州委員会が進める産業政策が日本企業に与える影響や、日本とヨーロッパがエネルギー安全保障や経済安全保障など共通の課題を抱えていることにも触れ、日本とヨーロッパのつながりへの理解を深めました。


本講義では、「次の有望国はどこか、インドは来年も1位?」、「ヨーロッパ各国の政党の政策について考えてみよう」というテーマでグループワークを実施しました。各グループワークでは学生からさまざまな視点での質問や活発なディスカッションがなされ、関心の高さがうかがわれました。


JBICは今後も引き続き、日本企業の海外事業展開に関するさまざまな情報提供を行っていきます。


江口アソシエイトの写真
 


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