現在、エジプト、ナイジェリア、ケニア、南アフリカといったアフリカ各地で「4大コミコン」と呼ばれるポップカルチャーの総合イベントが開催され、その中でも日本のアニメコンテンツが高い人気を集めています。人口の爆発的な増加が見込まれるアフリカ市場において、現地の人々はどのように日本のアニメを受け止めているのでしょうか。実際に現地を訪れた中山さんが目撃したアフリカのエンタメ環境のリアルと、20〜30年先を見据えた日本企業のアプローチ方法について伺いました。
■東京ビジネスハブ
TBSラジオが制作する経済情報Podcast。注目すべきビジネストピックをナビゲーターの野村高文と、週替わりのプレゼンターが語り合います。今回は2026年7月19日の配信「アフリカ市場に次々と進出する日本のアニメコンテンツ。2026年の動向とは?(中山淳雄)」 を抜粋してお届けします。
■アフリカという「最後のフロンティア」とエンタメ市場の現在地
野村:今回は「アフリカと日本のアニメ」という、非常に興味深く意外性のあるキーワードです。まずはアフリカ全体のエンタメ市場について教えてください。そもそもアフリカのエンタメ市場とはどのようなものでしょうか。
中山:私は南アフリカの「ケープタウン・コミコン」というイベントに参加してきたのですが、私の解釈では、やはりアフリカは「最後のフロンティア」です。
私たちが想像し得る中で、中国の次は東南アジアが成熟し、その次はインドだと現在言われています。しかしその先を考えると、インドもある程度人口が限界に達し、20億人まではいかないだろうと言われています。現在、中国が約14億人、インドが約14億人、およびアフリカ大陸全体でも約14億人であり、人口規模がほぼ横並びです。その中でアフリカだけは、これから30億人、40億人まで増えるとも言われており、世界の人口の約3割をアフリカが占めるのではないかともされています。
