ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.07.28 07:12
ブラジルを国賓訪問中の韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は27日(現地時間)、ルラ大統領と首脳会談を行い、貿易や投資だけでなく、防衛産業、航空宇宙、重要鉱物、デジタル経済など未来産業全般に協力を拡大することで合意した。
李大統領は同日、ブラジルの首都ブラジリアにある大統領官邸でルラ大統領と会談し、今年「戦略的パートナー関係」の元年を迎えた両国の協力策について協議した。両首脳はサプライチェーンの多角化に向け、資源・エネルギー分野での戦略的協力を強化し、両国企業間で重要鉱物のサプライチェーン全工程における協力を拡大することにした。
防衛産業、宇宙、航空、モビリティーなど未来先端産業分野では、ブラジルの輸送機「C-390」に韓国中小企業の部品を搭載して生産したことを契機に、同様の協力を続けることにした。両首脳はまた、韓国とメルコスール(Mercosur、ブラジルとアルゼンチンが主導する南米共同市場)間の貿易協定について、通商環境の不確実性が高まる中、これ以上先送りできない重要課題だとの認識で一致し、協議を加速することにした。
李大統領は同日公開されたブラジルの日刊紙「O Globo」とのインタビューで、韓国・メルコスール貿易協定について「単なる経済協力を超え、不確実性が高まる国際社会で自由で開かれた貿易秩序を共に守っていくという共同の意志を示す重要なマイルストーン」と述べた。さらに「韓国は自強・同盟・連帯が好循環する外交を基に、世界的な複合危機の荒波をブラジルをはじめとする国際社会と共に乗り越えていく」とした。
両国は今回の会談を機に、宇宙、スポーツ、教育、エネルギー、産業技術、映画、サイバーセキュリティーの7分野で了解覚書(MOU)も締結した。宇宙協力MOUには、韓国企業がブラジル国内の宇宙発射場を利用する際、許可手続きを簡素化する内容が盛り込まれた。産業技術協力MOUは、サプライチェーンの基礎要素や先端戦略産業(人工知能、半導体、自動車、造船、バッテリー)など7分野での技術協力を促進することが骨子だ。半導体の重要素材であるレアアースの埋蔵量が世界2位のブラジルとのサプライチェーン協力を強化することで、韓国の半導体産業は世界的なビッグテック企業との長期供給契約に続き、再び安定性を高めることになった。
少年工出身の李大統領とルラ大統領の会談は今回が3回目となる。両首脳は李大統領就任直後の昨年6月、カナダで開かれた主要7カ国(G7)首脳会議で初の首脳会談を行い、今年2月にはルラ大統領が韓国を国賓訪問した。今回の韓国大統領によるブラジル国賓訪問は、2015年の朴槿恵(パク・クネ)元大統領以来11年ぶりとなる。
