ドイツの首都ベルリンで、性的マイノリティーのイベントに車が突っ込む事件が発生しました。事件の状況と、その背景や影響について考えていきます。

■テロか?動機は?

(中谷しのぶキャスター)
 事件が起きたのは26日です。場所が1989年にベルリンの壁崩壊の舞台ともなりましたブランデンブルクモン近くの公園です。そこの公園で行われていたのが、性的マイノリティの権利などを訴える『プライドパレード』というものです。多くの方が詰めかけているのがわかります。1人の方が亡くなって29人の方が怪我をされているということです。

(高岡達之 特別解説委員)
 容疑者については当局は最初からマークしていた人間です。逃走し、抵抗したので結果的には射殺をしたということになっております。動機もなかなか今解明が難しいです。今、中谷さんから説明がありました、このブランデンブルクモンで事件が起きたということがトップニュースになっている理由の一つです。

 世界が自由というのはこういうことなんだということを、この東西の壁を破壊する映像で本当に考えたニュースの場所でした。ドイツの政府あるいはドイツの皆さんにとっても、この周辺で一番大事にされることは、それぞれの人間の自由であるということを象徴しているところだったわけです。

 『プライドパレード』という言葉が出ましたが、これもなかなか日本では聞き覚えのない言葉です。よくLGBTQという英語の頭文字を取った言葉はニュースで出てきますが、プライドは直訳すれば誇りです。

 LGBTQの方は、本当に簡単に申し上げれば、女性同士のカップル、男性同士のカップル。そうして言えば少数になりますが、そういった方々も自分の生き方、自分の考え方に誇りを持っているんだということは通常であります。

 これはヨーロッパに限りません。レインボーのカラーの旗を持ってアメリカにもこれがひるがえっている街がたくさんあります。そういったパレードを何の目的なのか知らないけれども、大変な悲劇の場に変えたということです。ヨーロッパはそういう人たちにもどんどん社会を開いていきましょうという背景があるので、ショックだったということになります。

Share.