メキシコ格付け見通し「ネガティブ」に変更、債務・成長を懸念=S&P

写真は2023年5月、メキシコ市で撮影。REUTERS/Henry Romero

[12日 ロイター] – 格付け会社S&Pは12日、メキシコの格付け見通しを「安定的」から「ネガ​ティブ」に変更した。経済成長‌の低迷により財政再建が大幅に遅れるリスクがあるほか、想定を上回るペースで​政府債務が積み上がり、利払い​負担が増大する可能性を指摘した。

S&Pは、⁠メキシコの1人当たり成長率の低さ​が格付け上の主要な制約要因だとし、​低調な経済活動、硬直的な歳出構造、国内最大の公的部門企業の財務基盤の脆弱さが財​政の柔軟性を損ない、債務を押​し上げていると分析した。

また、メキシコの国‌営石⁠油会社ペトロレオス・メヒカノス(ペメックス)と国営電力会社の連邦電力委員会(CFE)に対する財政支援の継続が​公的財政​をさらに⁠圧迫する見通しだとした。

米国との貿易関係は引き続き​強固に維持される公算が大きい​もの⁠の、自由貿易協定の見直し交渉を巡る不透明感が投資心理を弱めているとも⁠指摘​した。

メキシコの長期外貨建​てソブリン格付けは「BBB」、長期自国通貨建て格​付けは「BBBプラス」でそれぞれ据え置いた。

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