
茨城県日立市河原子北浜海岸で開催されているJPSA さわかみ S.LEAGUE 26-27《S.ONE》開幕戦「第30回茨城サーフィンクラシック 河原子プロ」は大会4日目を迎えた。


会場は午前中こそ曇り空だったが、午後には晴れ間が広がった。風はサイドオフからオンショアへシフト。潮回りは7時に干潮、15時に満潮を迎え、波のサイズはコシハラまでダウンした。
セット間は長いものの、潮が引いている時間帯には形の良い波も入り、選手たちは限られたチャンスをものにすることが求められた。

この日は先にショートボード男女のクォーターファイナルとマスターズのセミファイナルを実施。その後、ロングボード女子クォーターファイナル、男子クォーターファイナル、さらに男女のセミファイナルまで行うスケジュールがコールされた。
まずはショートボード男子。明日のセミファイナルのベスト4へ名乗りを上げたのは、川俣海徳、大音凛太、松永大輝、加藤翔平の4名。
川俣海徳
川俣海徳
ヒート1では、川俣海徳が残り5分までノーライドという苦しい展開。岡野漣がヒートをリードし、このまま決着かと思われたが、川俣はじっくり待って掴んだ波でリエントリー4発にインサイドでもう1発を加え、7.00ポイントをスコア。さらに終了2分前にはバックアップの3.00ポイントをまとめ、劇的な逆転勝利を収めた。
大音凛太
H-2では大音凛太が森友二とのマッチアップで躍動。7.00と8.00を揃え、トータル15.00ポイントをマークしてキレのあるサーフィンを披露した。
松永大輝
H-3の松永大輝は持ち前のパワーサーフィンで存在感を発揮。7.00と8.25をまとめ、トータル15.25ポイントを記録。これがこの日のトータルハイエストとなった。
加藤翔平
加藤翔平
H-4では加藤翔平と鈴木仁が対戦。加藤は試合開始早々、鋭いマニューバーで8.75ポイントを叩き出し、この日のシングルハイエストを記録。後半は両者ともエアーを繰り出す見応えある攻防となったが、最後は加藤に軍配が上がった。


続いてショートボード女子のクォーターファイナル。H-1は脇田紗良と松野杏莉、H-2は佐藤李と石田海夏、H-3は鈴木莉珠と窪田怜、H-4は川瀬心那と馬場心の対戦となった。
脇田紗良
佐藤李
鈴木莉珠
川瀬心那
準決勝へ駒を進めたのは、脇田紗良、佐藤李、鈴木莉珠、川瀬心那の4名。ここまで試合を重ねてきた4人が経験値の差を見せる結果となった。
松野、石田、窪田、馬場も着実に力をつけている。しかし、波の選択、残り時間、自分と相手のスコアなど、刻々と変化する状況への対応力という部分では、まだ経験不足を感じさせた。
また、波に合わせるだけではなく、自らボードをコントロールして演技を組み立てていく力も今後の課題になりそうだ。

関谷利博
東川泰明
マスターズ。セミファイナルH-1では、関谷利博が昨日から好調なバックサイドのリップを武器に、牛越峰統と河野正和の追い上げを振り切って1位通過。東川泰明も変幻自在のアプローチで2位に入り、ファイナルへ進んだ。
山田桂司
小野誠
H-2では山田桂司がキレのあるサーフィンでトップ通過。2位には小野誠が入り、脇田貴之、牧野優介との接戦を制して初の決勝進出を決めた。

吉川広夏
ロングボード女子では、吉川広夏が圧巻の強さを見せた。クォーターファイナルでは9.00と8.33を揃え、トータル17.33ポイントをマーク。シングル、トータルともにこの日の最高得点を記録した。
吉川広夏
吉川広夏
アウトからハングファイブ、ハングテンを織り交ぜ、カービングで再びパワーゾーンへ戻ると、再度ノーズを決めてインサイドまでつなぐ。フィニッシュではホワイトウォーターへのリエントリーまで披露し、まさに非の打ちどころのないライディングを見せた。
山口晴菜
続くセミファイナルH-1でも安定感のある演技を披露し、追い上げる山口晴菜を振り切って決勝進出を決めた。
内田鈴音
宮崎友祈子
H-2では13歳の内田鈴音と宮崎友祈子が対戦。内田はバリエーション豊かなアプローチで積極的に攻め、試合をコントロール。宮崎も追い上げを見せたが届かず、内田が初の《S.ONE》決勝進出を果たした。

瀬筒雄太
瀬筒雄太
ロングボード男子のクォーターファイナルでは、大きな波乱が待っていた。ここまで圧倒的な強さを見せてきた浜瀬海が敗退。勝利したのは瀬筒雄太だった。
もともとフリースタイルでも定評のある瀬筒は、その実力をコンテストでも存分に発揮。アウトから波をつかむと、フェイドターンからハングファイブ、ハングテンへとつなぎ、インサイドではロールインを決めて主導権を握った。
浜瀬海

浜瀬のニードは6.68ポイント。一度ポテンシャルのある波に乗れば十分に逆転可能な点差だったが、その波が最後まで入らない。立ち上がって沖を見つめ、波を待ち続けるもチャンスは訪れず、プルアウトを繰り返す展開となった。
残り10秒でようやくつかんだ最後の波でノーズライディングを見せたものの、スコアは4.17ポイント。逆転には届かず、ここで大会を終えることとなった。

「疲れましたね。凄く疲れた」と浜瀬とのヒート後に瀬筒が語った。浜瀬に対する作戦として「絶対にエクセレントは出さなくてはならいというのはあって、波周りがスローだったので、その中でどうやってペースを掴むかっていうのを意識してました」と言いながら「勝てたから良かったですね」と締めくくった。
瀬筒雄太
石井乃亜
セミファイナルH-1では、その瀬筒雄太と石井乃亜が対戦。互いに持ち味を存分に発揮する見応えあるヒートとなったが、最後は瀬筒が僅差で勝利。
西崎公彦
中山祐樹
H-2では西崎公彦と中山祐樹が対戦。潮が上げに向かい、波数も少なくポテンシャルのある波が入らない難しいコンディションとなった。両者とも右へ左へと波を追い続けるロースコアの展開となったが、最後は西崎公彦が僅差で競り勝ち、決勝進出を決めた。

明日のDAY-5は大会最終日。選手集合は午前7時となっている。熱い戦いを見逃すな!
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7/12 ライブは、Abemaにて放送。
https://abema.go.link/bMWq2
ライブスコアはこちら。
https://sleague.jp/26-27/one_short1_kawarago/
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S.LEAGUE:HP
https://sleague.jp/
JPSA:HP
https://www.jpsa.com/
大会会場には大型モニターも設置。ABEMAのライブ配信を会場でも楽しむことができる。
日立市主催のビーチクリーンには、選手やスタッフ、観客に加え、多くの地元住民も参加。
大会期間中の安全を支える「ウォーターリスクマネージメント」チーム。水辺の事故防止に向け、海上とビーチから選手たちを見守っている。
選手のコンディション管理を支えるのは、Cureのスタッフ陣。怪我への対応や健康管理を行い、万全のサポート体制で大会を支えている。
この日は新たなフードブースも登場。注目は鮎とヤマメの塩焼きで、香ばしく焼き上げられた一品に多くの来場者が足を止めていた。
鮎とヤマメの塩焼きは1尾600~700円。絶妙な塩加減で、会場でも人気を集めていた。

会場には整体やマッサージのブースも並び、選手や来場者の疲れを癒やしていた。
