県、冷凍切り身 業者に無償提供メニュー開発■試食販売
県は、瀬戸内海で豊富に取れるものの、食材として活用されにくいアカエイとアイゴの冷凍切り身を事業者に無償提供し、新商品開発や販売促進、情報発信を依頼する。消費拡大を図るための取り組みで、21日まで提供に応じる事業者を募っている。(福永健人)
アカエイ=県提供
アイゴ=県提供
県によると、どちらも淡泊な味わいが特徴で、アカエイは唐揚げやみそ汁の具、アイゴは煮付けや焼き魚として食べる地域がある。一方で、尾や背びれに毒針があることなどから加工、調理に手間がかかり、料理のバリエーションも知られておらず、食卓で敬遠されがちだという。
高松市中央卸売市場での昨年の取扱高はアカエイ17トン(263万円)、アイゴ1・5トン(13万円)。市場での価格が高くないことなどから、取っても廃棄し、水揚げしない量が多いとみられる。
加工されたアイゴ=県提供
県は、アカエイとアイゴを「隠れた地魚」と位置づけ、県内に事業所を構える飲食店や小売店、インフルエンサーに、新たなメニューの開発や試食販売、情報発信をしてもらうことを決めた。それぞれ300キロ程度を用意。1箱10キロで、アカエイは1事業者あたり3箱まで、アイゴは10箱まで先着順で提供する。県漁業協同組合連合会の瀬戸内製氷冷蔵工場(高松市)で受け取ることができ、取り組みの後は県に報告書を提出する。
県は同じく「隠れた地魚」とするクロダイについても、冷凍切り身を10キロ単位で1事業者あたり最大300キロまで無償提供する。クロダイの募集は31日までで、取り組み内容についての事前審査がある。
応募には、県のウェブサイトなどから申請書を入手し、県水産課にメールや郵送で申し込む。問い合わせは同課(087・832・3471)。
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