一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:守屋 岳、以下「日本気象協会」)は、台湾環境部気候変動署(CCA:Climate Change Administration)※1が主催する「2026 台日高温対策アライアンス&クールライフフェスティバル」(以下「本イベント」)に参加しました。また、2026年7月3日(金)に台湾・高雄市で開催された本イベント内の国際フォーラム「台日暑熱適応フォーラム」(以下「本フォーラム」)にて講演を行いましたので、お知らせします。

本イベントは、台湾と日本の双方における気候変動への適応および暑熱対策分野での交流と協力の促進を目的として開催されたものです。日本および台湾から政府関係者、専門家、産業界の代表が参加し、暑熱対策に関する政策、労働安全管理、気象予測技術、製品・サービスの活用事例などの最新の知見が共有されました。
なお、日本気象協会は台湾の関係機関および企業と20年以上にわたり連携しており、2016年以降、気象関連ビジネス分野へと取り組みを拡大しています。

日本気象協会の講演概要

講演者     森 康彰(一般財団法人 日本気象協会 気象DX事業部長)
講演タイトル  「暑さに強い社会を目指して ~予測から行動へ、日本の取り組み~」

本講演では、日本における熱中症リスクマネジメントの取り組みや、気象予測情報を実際の行動・意思決定・計画に結び付ける仕組み、暑さに強い社会の実現に向けた気象サービスの方向性について紹介しました。
近年、気候変動の影響により、日本や台湾をはじめ各地で猛暑の頻発や高温リスクの高まりが社会課題となっています。日本では、熱中症特別警戒アラートやWBGT(暑さ指数)※2の活用をはじめ、官民連携による熱中症対策、企業や自治体における熱中症リスクマネジメントの取り組みが進められています。
日本気象協会は、2008年に埼玉県熊谷市におけるWBGTの観測・予測事業に携わるなど、日本における先駆的な熱中症対策に取り組んできました。また、日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトや東京都と連携したTOKYO「熱中症ゼロへ」アクション事業などを通じて、熱中症対策の普及啓発および社会実装の推進に取り組んでいます。

※1 台湾環境部気候変動署(CCA):台湾の中央政府機関である環境部(日本の環境省に相当)に属し、気候変動対策を所管する組織。
※2 WBGT(湿球黒球温度):気温・湿度・日射などを取り入れた暑さの指標。

以上

別紙

本イベントの概要

イベント名  2026 台日抗高温大聯盟涼適嘉年華(2026 台日高温対策アライアンス&クールライフフェスティバル)
開催期間   2026年7月3日(金)~7月5日(日)[現地時間]
開催場所   台湾・高雄市 国立科学工芸博物館(北館)
主催機関   台湾環境部気候変動署(CCA)
共催機関   高雄市政府、国立科学工芸博物館
執行機関   社団法人台湾防災産業協会

本フォーラムの概要

名称   台日抗高溫調適論壇(台日暑熱適応フォーラム)
目的   台湾と日本における暑熱対策、暑熱適応分野の交流促進
開催日  2026年7月3日(金)[現地時間]
会場   台湾・高雄市 国立科学工芸博物館(北館)

日本気象協会の熱中症対策に関するこれまでの取り組み

日本気象協会は、2008年から熱中症予防情報やWBGT(暑さ指数)の観測・予測を展開し、2013年には「熱中症ゼロへ」プロジェクトを開始しました。現在は、これらの活動に加え、東京都との連携事業などを通じて、気象予測情報を行動変容や具体的な安全対策につなげる取り組みを推進しています。

日本気象協会は、本フォーラムへの参加を通じて、日本で培ってきた熱中症対策やWBGT予測、気象データ活用および気象サービスの知見を共有しました。これにより、日台双方における気候変動への適応および防災・減災分野での協力関係の深化を図るとともに、関連分野における技術および産業の発展への貢献を目指します。

気象ビジネス分野での日本気象協会と台湾とのこれまでの取り組みについて

日本気象協会「2025年 第6回台湾気象産業フォーラム」で登壇(2025年8月22日)

日本気象協会「2024年 第5回台湾気象産業フォーラム」を共催(2024年10月18日)

台湾気候サービス連盟(TCSP)との協力覚書(MOU)の締結(2024年4月16日)

「2023年 第4回台湾気象産業フォーラム」を台湾交通部中央気象局らと共催(2023年8月31日)

日本のエネルギー分野における最新の気候変動緩和・適応サービスを紹介(2021年10月28日)

「鳥類観測技術」で台湾の「洋上風力発電の鳥類事後調査業務」に参画(2020年5月27日)

台湾の「Civil IoT Taiwanプログラム」推進チームと覚書、海外企業として初の参画(2019年4月11日)

日本で培った熱中症対策の知見を台湾に「コンセプト輸出」(2016年8月5日)

日本気象協会、台湾環境部気候変動署主催「台日暑熱適応フォーラム」に登壇 ~暑さに強い社会の実現に向けた日本の取り組みを紹介~

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