Samsung Epis Holdings(0126Z0)は、中国・北京に初の海外研究開発(R&D)拠点を正式に稼働させ、グローバルな新薬開発ネットワークの拡大に乗り出した。次世代抗がん技術として注目される抗体薬物複合体(ADC)を中心に、現地のバイオエコシステムとの協力を強化し、将来の成長エンジンを確保する戦略だ。

Samsung Epis Holdingsは6月30日、中国北京市昌平区で「Samsung Bioepis China(三星生物科技(中国)有限公司)」の開所式を開催し、本格的な研究開発活動に入ったと1日発表した。同現地法人は、Samsung Epis Holdingsが5月に100%出資して設立した企業である。

今回開設された中国R&Dセンターは、Samsung Epis Holdingsが海外に初めて設けた研究開発拠点となる。同社はこのセンターを、ADCを中心とした技術プラットフォームの確保と革新的新薬の開発能力強化に向けた、現場特化型組織として運営する計画だ。ADCは、がん細胞などの特定の抗原に結合する抗体に細胞毒性薬物を連結した抗がん技術で、がん細胞を選択的に攻撃することで治療効果を高め、副作用を低減できることから、次世代抗がん治療分野として注目されている。

研究開発拠点が位置する北京市昌平区は、中国最大のバイオクラスターの一つである「中関村生命科学園」が所在する地域だ。北京大学や清華大学など中国最高水準の大学・研究機関が近接しており、豊富な研究インフラと優秀な人材を確保する上で有利な立地と評価されている。多数のグローバル製薬・バイオ企業やスタートアップが集積しており、共同研究やオープンイノベーションを推進するのにも適した環境を備えている。

Samsung Epis Holdingsは、今回の中国R&Dセンターを拠点に、現地のバイオエコシステムとの協業を拡大する一方、グローバルな研究機関や企業との共同研究を通じて、革新的な新薬パイプラインを継続的に確保していく計画だ。特にADCをはじめとする次世代モダリティ分野での研究能力を高め、グローバル市場での競争力強化に注力する方針である。

昨年11月に発足したSamsung Epis Holdingsは、サムスンのバイオ投資持株会社として、将来の新事業強化に向けた多様な事業戦略を推進してきた。今回の中国R&Dセンター設立も、バイオ医薬品の研究開発能力をグローバル舞台へ拡大するための中核的な布石となる。

開所式に出席したキム・ギョンアSamsung Epis Holdings社長は、「中国R&Dセンターの開設を通じて、グローバルR&Dネットワーク構築の第一歩を踏み出した」と述べ、「今後、中国のバイオエコシステムと緊密に協力し、革新的な新薬候補物質を発掘するなど、新事業を継続的に拡大していく」と語った。

今回の中国R&Dセンター稼働により、Samsung Epis Holdingsは韓国国内に集中していた研究開発能力を海外に拡張する橋頭堡を築いたとの評価を受けている。特にADC分野は、グローバル製薬企業が先を争って投資する有望領域であり、中国の豊富な研究人材とインフラを活用して競争力を高めようとする戦略と解釈される。今後、同センターが発掘する候補物質や技術が、Samsung Epis Holdingsの新薬パイプラインにどのような速度と規模で組み込まれるかが注目される。

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