新潟県五泉市の目抜き通りで3年前に、3棟を全半焼する火事がありました。
火元の3階建て建物は今も解体されず、当時のまま残されています。
一体なぜなのか?
その背景を取材しました。
【建物の写真】全焼から3年3か月放置されている3階建ての建物
「ありました、ここですね」
「銀行の向かいに、燃え残った建物が残されています」
五泉市村松を通る主要地方道・新津村松線沿い。
ここで火事が発生したのは2023年3月21日の昼過ぎでした。
「火災現場に来ています。あたりは白煙に包まれていて、焦げ臭いにおいが充満しています」
建物密集地の火事で消防車12台が出動。
2棟が全焼、1棟が半焼し、やけどなどで病院に運ばれた住民もいました。
それから3年3か月…。
■解体されない焼け跡に「近隣住民から苦情が」
火災から3年3か月…。
地元商工会の副会長でもある五泉市議会議員の桑原一憲さんは、困り顔で話してくれました。
「全部燃えたそのままの状態がしばらく残っていたんですけど、その後、この1軒を残して皆さんきれいにされて」
焼けた3棟のうち2棟は、2025年3月ごろまでに解体されました。
ただ、火元の店舗兼住宅3階建ての建物は今も手付かずのままです。
近隣住民からは苦情が出ているそうです。
「いちばん人や車の通りが多い所ということもあって『いつまでこの状態なんだ』と。『商工会でなんとかできないのか』という声も頂きますし、市議として市民の方からは3年間ずっと言われている」
■問題山積み…「歩道は通行止め」「景観悪化の懸念」「がれきの騒音」
建物はこの地域のメインストリートに面していますが、建物の前の歩道は、落下物の恐れがあるということで通り抜けができなくなっています。
仕方なく車道に出て歩く近隣住民の姿が見られました。
「ずっと通れない。困りますね。遠回りしないと駄目だったり」
「やっぱり不便だよね。まるっきり通れないんだもん」
「我々は自転車とか歩くのだけだから、なおさらね」
さらに、近くの家を取材すると…。
【記者リポート】
「建物の裏にあるこちらのお宅、この畑で家庭菜園をしているということなんですが、いくつものガレキが飛んできています」
