
韓国政府と大手テクノロジー企業が、2028年までに世界のメモリチップ供給を強化し、新しいAIデータセンターを建設し、ヒューマノイドロボットの商業展開を促進する可能性のある複数のプロジェクトに1兆ドル(約160兆円)を投じると発表しました。
Korea taps Samsung, SK Hynix in $576 billion AI-chip drive to cement global leadership | Reuters
https://www.reuters.com/world/asia-pacific/south-korean-president-unveil-massive-ai-chip-investment-drive-2026-06-29/
South Korea to spend $1T on more memory chip production and humanoid robots – Ars Technica
https://arstechnica.com/ai/2026/06/south-korea-to-spend-1t-on-more-memory-chip-production-and-humanoid-robots/
AI業界におけるメモリチップ需要の高まりにより、韓国企業のSamsungやSKハイニックスは記録的な売上と株価上昇を記録しています。しかし、これと同時に供給ひっ迫によりメモリチップが不足し、家電製品の高騰が続いています。
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韓国の現代自動車(ヒョンデ)傘下のロボット開発企業であるボストン・ダイナミクスは、ヒューマノイドの量産を進めており、自動車工場をはじめとするさまざまな職場でロボットが一部の重労働を担えるようにすることを目指しています。
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現地時間の2026年6月29日、韓国のイ・ジェミョン大統領はテレビ演説で「我々は他のどの国よりも早くAIの中核要素を確保しなければいけません」「半導体、物理AI、AIデータセンターは飛躍的な進歩のための3つの軸となります」と語り、メモリチップ生産やヒューマノイドロボット開発に大金を投じる計画を発表しました。
このプロジェクトはSamsungとSKハイニックスを中核とするもので、AIおよび半導体分野での韓国の競争力強化と地方経済活性化を目指し、5年間で800兆ウォン(約83兆7000億円)を投資する計画です。この投資により、韓国南西部に4つの新しい半導体製造工場が建設される予定となります。
この投資の背景には世界的なAI投資の急拡大と、AI市場で需要の高い高帯域幅メモリ(HBM)市場においてSamsungおよびSKハイニックスが圧倒的な存在感を示していることがあります。SamsungとSKハイニックスはHBM市場を支配しており、高性能なAIシステムの開発を進める上で、両社は欠かせない存在となりつつあります。
また、SamsungとSKハイニックスは5年以内にDRAMの生産量を倍増させることも目指しています。

さらに、韓国政府のペ・ギョンフン科学技術情報通信部長官は、2029年までにAIデータセンターへ550兆ウォン(約57兆6000億円)、2035年までに1000兆ウォン(約100兆円)を投資することを目指すと発表。これにより、韓国のテクノロジー企業であるSKグループ・GSグループ・NAVERが、忠清南道・江原道・全北特別自治道・全羅南道といった地方に大規模なAIデータセンターを建設することを目指します。
加えて、韓国政府はセマングム地域にロボットおよび部品産業クラスターを整備するための58億ドル(約9400億円)の投資計画も発表しました。同地域ではすでにヒョンデが投資していてボストン・ダイナミクスのヒューマノイドロボット開発拠点となる可能性があり、2028年までに年間3万台のAtlasを生産できるよう支援する予定です。
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また、韓国政府は2028年までに10の主要産業でヒューマノイドロボットの商用化を目指すとともに、今後5年間で1万人の人間のAIロボット専門家を育成する計画も発表しています。
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