公益財団法人大阪観光局は6月24日、定例会見を実施。
大阪府の観光の概況や夏の暑さ対策、瀬戸内エリアを含む広域観光に向けた施策などについて報告しました。
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▲公益財団法人大阪観光局 定例会見の様子:公益財団法人大阪観光局による提供写真

大阪インバウンド訪問者数、インドが単月過去最高に
大阪観光局の発表によると、5月に大阪府を訪れた訪日客数は158.8万人(前年同月比3.6%減)と推計されました。1月~5月の累計訪日客数は725.3万人(同1.4%減)となっています。
中国6割減も15の国・地域で5月の過去最高を更新
理事長の溝畑氏は、全体の数値が微減となった点に触れつつも、インドからの訪日数が3.8万人(同31.3%増)で単月最高を記録したと発表。
そのほかにも、韓国(27.7万人、同15.2%増)、台湾(14.8万人、同14.6%増)、マレーシア(3.5万人、同39.6%増)など、15の国と地域で5月の過去最高を記録したと伝えました。
なお、中国は18.9万人(同60.4%減)となっています。
2025年の大阪国内旅行者数 万博効果で50%増
加えて、溝畑氏は観光庁の「旅行・観光消費動向調査(2025年年間・確報)」が公表されたことを受け、日本人国内旅行の概況についても触れました。
2025年に大阪を訪れた旅行者数は3,886万人(前年比50%増)、旅行消費額は2兆1,094億円(同53%増)、消費単価は約5万4,280円(同1.7%増)となっています。特に旅行者数、旅行消費額は日本国内全体の数値よりも大きな伸び率を記録し、大阪・関西万博による経済効果がみられる結果となりました。
この結果を受け、同氏は「インバウンドのみでなく、日本の方々にも大阪の魅力の発信を強化していく」と述べています。
夏場の室内・ナイトタイム観光を「Cool OSAKA」で発信
大阪観光局は、近年の酷暑を踏まえ、夏場の観光を盛り上げるために「Cool OSAKA」の取り組みを開始すると発表しました。
同取り組みでは、日差しを避けてショッピングやグルメが楽しめる商店街、地下街、商業施設、ナイトタイム観光などの情報を集めたCool OSAKAページを大阪観光局公式サイト内に立ち上げ、発信を行います。これらの情報は同局のSNSでも投稿されるほか、関連施設にてオリジナルのステッカーを掲示し、街中での機運醸成を図る方針です。
大阪では、夏期にインバウンドが減少する傾向は今のところみられないものの、日中の暑さを回避し、夜の観光を楽しむなど「クールケーション」をテーマとした新たなブランディングが必要ととらえ、同取り組みの実施を決めています。
クルーズ船で大阪~瀬戸内観光 「ガンツウ」特別航路が今年も運航
会見では、大阪観光局が進める瀬戸内海エリアと大阪をつなぐ広域観光の取り組みについても紹介されました。
同取り組みの一環として、ツネイシ ランド&シー株式会社が運航する客船「guntû(ガンツウ)」による大阪特別航路(2026年8月21日出航)にて、観光コンテンツの企画や食の魅力発信などを行う旨が今回新たに発表されています。
ガンツウは「せとうちの海に浮かぶ、ちいさな宿」をコンセプトとし、全17室を有する客船で、2025年に初めて大阪港発着の特別航路を実施。今回は2回目の運航となります。
ガンツウによる旅程では、船内外で堺の町の商人文化や茶の湯文化、岸和田の漁民文化から発展しただんじりなど、地域の歴史ある文化を体験できるほか、瀬戸内の旬の食材を楽しむことができます。
大阪観光局では、今後も瀬戸内地域との連携を深め、クルーズを活用した観光の取り組みを進めていく方針としています。
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