チャイナプラスワン、巨大市場、IT人材…安価な労働力から高度製造業への転換という勝ち筋の現実味

山中 俊之

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2026.6.30(火)

アジア・オセアニア

「プネは大学も多く、製造業の拠点として今後も発展していくだろう」

 インド・プネで、自動車業界のリーダーと業界の方向性やリーダーシップについて意見交換した際に、インド人管理職はこう発言した。

 インド最大の商業都市ムンバイから約200キロ内陸にあるプネは、人口500万人を超える(10年以上正式な人口調査はなされておらず現在の人口は不明)。「インドで一番緑が多い」「インドで一番安全」という人もいる。高度もあることから比較的涼しく、緑も多いことは確かであった。

 このような街の特性から、大学や製造業の拠点も多い。「インドのオックスフォード」と呼ばれているのもわかる気がした。

 今回、インド人経営者・リーダーとの意見交換の機会を得て、改めて現地の経営者・リーダーがインドの製造業の将来に自信を持っていることが分かった。

 この自信は統計でも裏付けられる。インドの製造業は、GDP全体の15-16%程度を占め、毎年約10%という確実な成長を遂げている(インド統計・計画実施省、2022-23年)。

 その理由としては、以下の4つがあげられる。私が今回のインド訪問で見聞した事例も含めお伝えしたい。

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