ZEFT R61SBCをレビュー【後編】

ZEFT R61SBC

 パソコンショップSEVENの「ZEFT R61SBC」は、Cooler Masterのフルタワー型PCケース「COSMOS ALPHA」を採用したゲーミングPCだ。CPUは「Ryzen 9 9950X3D」、ビデオカードはGeForce RTX 5090搭載モデルを採用するウルトラハイエンドモデルで、標準構成の直販価格も189万1780円(約190万円!)も超ド級である。

 前回は、COSMOS ALPHAを中心に外観や内部構造を取り上げたが、本稿では肝心要のゲームパフォーマンスをお届けする。定番ベンチマークソフトにくわえ、話題の最新レースゲーム「Forza Horizon 6」のベンチマークを通して、本機の真価を確かめていきたい。





CPU
AMD「Ryzen 9 9950X3D」(16コア/32スレッド、最大5.7GHz)


CPUクーラー
ASUS「ROG STRIX LC III 360 ARGB LCD」

(簡易水冷、360mmラジエーター)


マザーボード
ASUS「ROG STRIX X870-F GAMING WIFI」(AMD X870、ATX)


メモリー
128GB(32GB×4)、DDR5-5600


ストレージ
Sandisk「WD_Black SN8100 NVMe WDS400T1X0M」(4TB M.2 SSD、PCIe 5.0、システムドライブ)、Sandisk「WD_Black SN7100 NVMe WDS400T4X0E」(4TB M.2 SSD、PCIe 4.0、データドライブ)


ビデオカード
GeForce RTX 5090、32GB GDDR7


通信規格
有線LAN(2.5GbE)、無線LAN(Wi-Fi 7)、Bluetooth 5.4


PCケース
Cooler Master「COSMOS ALPHA C700-KGNN-S00」

(E-ATX、フルタワー)


電源ユニット
ASUS「ROG STRIX 1200W Platinum」

(1200W、80 PLUS PLATINUM)


OS
Microsoft「Windows 11 Pro」


サイズ
330(W)×669(D)×639(H)mm


直販価格
189万1780円

16コア/32スレッドのハイエンドCPU「Ryzen 9 9950X3D」、どれぐらい強いの?

 まずはRyzen 9 9950X3Dの実力を確かめるべく、定番のベンチマークソフト「CINEBENCH 2024」でテストを行った。これはCPUのCGレンダリング性能を計測するものだ。

ZEFT R61SBC

CPU-Z:Ryzen 9 9950X3DはZen 5アーキテクチャーを採用する16コア/32スレッドのハイエンドCPUだ。X3Dシリーズに属し、L3キャッシュは合計128MBと巨大で、うまく使ってくれれば高いゲームパフォーマンスが期待できる

ZEFT R61SBC

CINEBENCH 2024の結果

 CINEBENCH 2024のスコアーはSingle Coreが131ptsで、Multi Coreは2100pts。過去のデータと比較しても順当な結果だ。ゲーム界最強CPUとされる「Ryzen 7 9800X3D」(Single Core:130pts、Multi Core:1298pts)と比べると、Single Coreは僅差だが、Multi Coreでは倍近い大差になった。Ryzen 9 9950X3Dの真価が明確に表れているといえるだろう。

ZEFT R61SBC

CINEBENCH 2026の結果

 最新の「CINEBENCH 2026」でもテストを行ってみよう。Single Coreは711pts、Single Threadは533pts、Multiple Threadsは8508ptsと、こちらも過去データとほぼ同じ結果。つまり、CPUクーラーはその役割を果たし、CPUのポテンシャルを十二分に引き出している。

 せっかくなので、CINEBENCH 2026のMultiple Threads検証時に、「HWiNFO 64」でCPU温度も確認してみた(室温25度)。10分間計測時のCPU温度(Tctl/Tdie)は平均が約77度、最大でも約80度と安全ライン。ASUSの水冷クーラー「ROG STRIX LC III 360 ARGB LCD」はいい仕事をしている。

 次に2D/3Dコンテンツ制作ツール「Blender」のベンチマークツール「Blender Benchmark(Ver.5.1.1)」を動かしてみた。Ryzen 9 9950X3Dのマルチスレッド性能をもう少し掘り下げるためだ。

 CINEBENCHと同様にこちらもCPUを用いてCGレンダリング性能を測るもので、「monster」「junkshop」「classroom」のシナリオを使用した。

ZEFT R61SBC

Blender Benchmarkの結果

 結果を見ると、monsterは305.93、junkshopは218.62、classroomは166.12となっていた。若干誤差があるものの、Ryzen 9 9950X3Dの過去データと同じ結果といっていい。加藤勝明氏のレビュー記事を参考にすると、Ryzen 7 9850X3Dを大きく上回っていて、インテルの「Core Ultra 7 270K Plus」にも僅差で勝っている形だ。

 ZEFT R61SBCはゲーミングPCだが、CINEBENCHとBlender Benchmarkの検証結果からもわかるように、CPUのマルチスレッド性能が非常に高い。ゲーム中のながら作業はもちろん、4K動画編集や配信、3DCG制作など、負荷の高い作業でウルトラハイエンド級の快適さを実感できるだろう。

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