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イタリアの国内ラリー選手権は長くCIR(Campionato Italiano Rally)として知られてきたが、近年はCampionato Italiano Assoluto Rally=CIARと名称が変更されている。イタリアでは、1920年代にミッレミリアやタルガ・フローリオといった、現在でも開催されているラリーイベントがスタート。1940年代後半から本格的にラリー競技が開催されるようになり、1961年に国内選手権が創設された。初代チャンピオンには、フィアット1100/103TVで戦ったルイージ・マルサリアが輝いている。過去の王者には、サンドロ・ムナーリ、ミキ・ビアジオンなど、錚々たるドライバーが名を連ねている。2025年にトヨタGRヤリス・ラリー2で全日本ラリーチャンピオンに輝いたヘイキ・コバライネンも今季からCIARに主戦場を移し、シトロエンC3ラリー2で参戦を始めている。

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2026年の選手権は、「スパルコ」がシリーズスポンサーとなって、全7戦が予定。一戦のフォーマットは基本的に、金曜日〜土曜日または土曜日〜日曜日の2日間で開催される。2026年の開催カレンダーは次のとおり。

第1戦 RALLY IL CIOCCO E VALLE DEL SERCHIO(3月28日〜29日)
第2戦 TARGA FLORIO(5月14日〜16日)
第3戦 RALLY DUE VALLI(6月4日〜6日)
第4戦 RALLY DI ROMA CAPITALE(7月3日〜5日)
第5戦 RALLY REGIONE PIEMONTE(7月31日〜8月2日)
第6戦 RALLY DEL LAZIO(9月18日〜20日)
第7戦 RALLY DI SANREMO (10月16日〜18日)

全戦がターマック路面で、タルガ・フローリオのような名門イベントや、過去はWRCとして開催されたラリーサンレモが含まれているほか、ERCが併催されるラリーディローマ・キャピターレは、2027年にWRCカレンダーに昇格することが決定しており、歴史と世界トップレベルのクオリティが融合されたカレンダーとなっている。イタリアのASNであるイタリア自動車クラブ傘下のACIスポーツは、シリーズの革新を図っており、今年は総ステージ走行距離が最大で160kmまで設定されるイベントもあるほか、WRC同様のパワーステージも導入される。

ACI SPORT

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参戦対象となる車両は、RC2N、RGT、RC3N、RC4N、RC5N、RC6Nの6クラスで、全車両にFIA公認の燃料安全タンク規定が適用される。選手権ポイントが獲得できるのは、一戦のトップ10までで、1位から順に15、12、10、8、6、5、4、3、2、1点が与えられるほか、パワーステージではボーナスポイント(3、2、1点)が獲得できる。タイトル争いは、開催されたイベント数から1を引いた数の戦数分を有効ポイントとして掲載。シリーズ終了後の最終順位トップ4には、全戦参戦を条件に賞金も贈られ、総合王者の賞金は5万ユーロ(約93万円)。これまでのアブソリュート、プロモーション、2WD、ジュニアに加え、今年からラリー3、ラリー5、女性ドライバー、55歳以上ドライバーのカテゴリーも追加された。さらに、ERCでも採用しているタイヤサプライヤー選手権も創設され、ダンロップのほか、ミシュラン、ピレリ、MRF、ハンコックがエントリーしている。

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近年のイタリア選手権チャンピオン
2025年:ジャンドメニコ・バッソ(シュコダ・ファビアRSラリー2)
2024年:アンドレア・クルニョーラ(シトロエンC3ラリー2)
2023年:アンドレア・クルニョーラ(シトロエンC3ラリー2)
2022年:アンドレア・クルニョーラ(シトロエンC3ラリー2)
2021年:ジャンドメニコ・バッソ(シュコダ・ファビアR5)
2020年:アンドレア・クルニョーラ(シトロエンC3R5)
2019年:ジャンドメニコ・バッソ(シュコダ・ファビアR5)
2018年:パオロ・アンドレウッチ(プジョー208T16R5)
2017年:パオロ・アンドレウッチ(プジョー208T16R5)
2016年:ジャンドメニコ・バッソ(フォード・フィエスタR5)

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