高校が国際試合の舞台に――!? そんな夢のような話が現実になった。京都府立東舞鶴高(舞鶴市)で、バレーボールの国際親善試合が行われた。指導者として活躍するOBが縁で決まった開催で、普段の部活動とは段違いの迫力あるプレーに、観戦した生徒やその家族らは大いに興奮した。(佐藤毅)

生徒らの前で迫力あるプレーを見せた選手たち(京都府舞鶴市で)生徒らの前で迫力あるプレーを見せた選手たち(京都府舞鶴市で)

 12日、鹿児島県を本拠地とする男子プロチームで、卒業生の
言上(ごんじょう)
真一さんが監督を務める「KATANA Bulls(カタナブルズ)」とU20(20歳以下)インド代表が対戦した。

 試合は3月に同県で開催予定だったが、中東情勢の悪化でインド代表の来日が延期になった。日程の再設定後、受け入れ側のカタナブルズが関西空港近辺での開催を模索したものの、代替地探しが難航。OBの窮状を知った同校が、救いの手を差し伸べた。

 鴨田秋津市長の始球式で始まった試合は、2メートル20の長身選手がいるインド代表が、高さを生かした力強いスパイクとブロックで2セットを先取。カタナブルズは緩急をつけたサーブで相手守備を崩して3セット目を奪い返したところで、規定により、終了した。

 女子バレーボール部の2年主将(16)は「練習している体育館で、こんなレベルが高い試合が見られて光栄。学んだことを生かしてチームを強化したい」と目を輝かせていた。

 カタナブルズは国内リーグには所属せず、インドやベトナム、マレーシア、台湾などのチームと国際リーグ創設を目指す。メンバーは試合が組まれる時に公募などで集めており、今回は現役Vリーガーを含むベテランが主体だった。

 今後は鹿児島を中心としながら、バレーボールを通して各地の地方創生に寄与する活動を続けていくという。言上監督は「今回のように高校などを舞台にレベルの高い試合と『国際教育』を合わせたものを提供し続けたい」と話していた。

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