公開日時 2026年06月16日 05:00更新日時 2026年06月16日 10:59

住民「大雨に敏感になっている」沖縄本島各地で土砂崩れや道路冠水 15日の警報

この記事を書いた人

アバター画像
琉球新報朝刊

 非常に激しい雨が降り続いた15日、沖縄県内各地で冠水が相次いだ。一部では増水や土砂崩れも発生した。本島各地で避難所が開設されたが、人的被害の情報はない。

 沖縄市山内では午後4時すぎ、工事現場近くの関係者用駐車場で車3台が浸水した。消防によると水深は最大約1メートルに達した。関係者は「こんな被害は初めて。水は腰の高さぐらいまで上がってきて、かなりの深さだった。職員の車が浸水してしまった」と肩を落とした。

15日の雨で土砂が崩れ、片側通行止めとなっているうるま市・宮城島の一般農道宮城線。16日午後には解除される見通し=16日午前9時半ごろ

 非常に激しい雨が降ったうるま市宮城島では、島の東側の海岸沿いで土砂崩れがあった。市によると、土砂が崩れて一般農道宮城線の一部に流れ込み、午後7時半現在、片側の交通規制が行われている。中城村によると、北上原地区を流れる普天間川で一部土砂崩れが発生。土砂は川の中に崩れており、生活に影響は出ないとみられる。北谷町によると、町桑江の白比川で一時増水があったが、被害はなかった。 

 浦添市宮城では土砂が市道に流れ込み、午後8時現在、除去作業が行われている。同日夜に那覇市宇栄原の住宅地で「裏山が崩れかけている」との通報があり、消防が確認している。糸満市国吉周辺の県道54号では、一時車2台が冠水で立ち往生し、消防に救出された。

 消防によると、同市安部で床下浸水1件、本部町崎本部の国道449号で冠水が1件発生したが、いずれも午後8時時点で解消した。 

 2024年11月の北部豪雨で比地川が氾濫し、甚大な被害を受けた国頭村比地区では、災害後、河川を監視するカメラが設置された。水かさが道路から1メートル下の高さを越えると回転灯が点灯し区民に注意を呼びかける。大城健治区長は「まだ回転灯が光ったことはないが、被災の後から区民は大雨に敏感になっている」と話した。

 県は災害対策本部を設置し、第1回会議を開いた。玉城デニー知事は県民に「早めの安全確保をお願いしたい」とメッセージを出した。

Share.