最終日 6月11日(木)の上映後に監督ご挨拶&サイン会を開催いたします。

※5月29日(金)〜6月3日(水)は【英語字幕付き上映】、6月4日(木)以降は【日本語字幕付き上映】となります。
From May 29th (Fri) to June 3rd (Wed), screenings will be with English subtitles, and from June 4th (Thu) onwards, screenings will be with Japanese subtitles.

15年間の歩みの記録。
隈研吾が設計を手がけた新風館内にあるアップリンク京都にて、
隈研吾の建築思想に迫るドキュメンタリーの上映が決定。

<招待された海外映画祭・芸術祭>
コペンハーゲン建築ビエンナーレ(デンマーク)
バンクーバー国際映画祭(カナダ)/ビクトリア映画祭(カナダ)
ブダペスト建築映画祭(ハンガリー)/デザインマーチ(アイスランド・レイキャビク)
国際サウンド&映画音楽祭(クロアチア):「最優秀作曲賞」(ドキュメンタリー部門)

木、光、風、陰影——。
自然素材と対話するように建築を生み出してきた隈研吾の思想は、京都の街並みにも静かに息づいている。
京都市京セラ美術館、京都造形芸術大学 至誠館、COCON KARASUMAなど、土地の記憶や質感を取り込むその建築群は、『粒子のダンス』が映し出す世界観とも深く呼応する。

また、アップリンク京都を内包する新風館、エースホテル京都の監修もまた、隈氏が手掛けている。
映画を観終えたあと、スクリーンの外へと続く京都の風景そのものが、本作の余韻を静かに引き継いでいくだろう。

▶【隈研吾が語る「新風館」の建築】はこちら

大学時代の恩師である隈氏の英智を後世へ継承しようと、教え子である岡博大監督が自らカメラを手にして独学で自主制作。
世界16カ国80以上の建築プロジェクトが登場する。東日本大震災「3.11」に伴う東北での復興プロジェクトをはじめ、東京2020大会、コロナ禍などの中で、絶えず新たな建築のあり方を問いかける隈氏の日常の旅姿や東京大学での建築教育の様子などを、俳句のような断片的映像をつむいで描いた連句的作品。

識者のコメント

まるで奇跡。
この映画は、隈研吾のプロモーションビデオではない。一個人の建築家はもはや触媒でしかないのに気づく。巨視化した大きな時間の捉え方がされている。時間と空間の越境、あらゆる局面でそれが行われているのだ。過去、現在、未来の視点から、人類の歴史と息遣いを描いた映画に他ならない。

― 瀬々敬久(映画監督)

建築・映像・リズム。
誰かひとりをクローズアップするドキュメンタリーは数ある。その語りかたは意外にパターン化してもいる。作品を提示し、対象となる人物が語る、をくりかえすような。この映画は、違う。映画としてみる。映像のリズムを感じればいい。画面にはしばしば家族が送る、ゆるやかな日常、おそらくは休日の様子が映しだされる。たまたま、かもしれないが、たぶんそうではない。生活とつながったところに建築物がある、という発想が描きだされている。

―小沼純一(音楽・文芸批評家)

学生たちの姿に小さな隈研吾たちを見るよう。
映画は2011年3月11日に起きた東日本大震災の被災地に立つ隈研吾の茫然とした無言の姿をキャメラが長回しでとらえるシーンから始まる。3.11以降の10年以上にわたる日本社会の変化の縮図に似た時の流れが息づいているかのようだ。鎌倉の地の竹を使って隈研究室の学生たちが小さな映画館を地元の人たちと一緒にワークショップのように作り上げる。建築がいかにその土地固有の自然環境と共振しながら歴史を作っていくかということが知れて面白い。

―村山匡一郎(映画評論家)

『粒子のダンス』 particle dance
(2025年/日本/145分/G/カラー/1.78:1/5.1ch)
監督・撮影・編集・プロデューサー:岡博大
出演:隈研吾
製作・配給宣伝:NPO法人湘南遊映坐
宣伝協力:プレイタイム

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