米国への入国を拒否された審判員のアルタン氏(AP)
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 サッカーW杯北中米大会(11日開幕)の審判員に選ばれていたソマリア出身のオマル・アルタン氏が米国への入国を拒否されたと、AP通信が8日(日本時間9日)に報じた。

 米国の税関・国境警備局(CBP)が同日、W杯で審判を務める予定だったソマリア国籍の男性の入国を拒否したことを認めた。男性は6日(同7日)にイスタンブールからマイアミ国際空港に到着したという。氏名は公表されていないが、アルタン氏は今大会唯一のソマリア出身審判員となっている。

 CBPは通常の手順と説明し「検査の結果、FIFAワールドカップの審判員である旅行者は、身元調査上の懸念から入国不許可と判断され、入国を拒否されました」と声明を発表した。ロイター通信によると、アルタン氏は有効なビザを所有しており、ソマリア人としてW杯で初めて審判を務める予定だった。英紙ガーディアンによると、アルタン氏は昨年のアフリカ大陸最優秀審判に選ばれていた。

 FIFA(国際サッカー連盟)は同日、同氏がW杯で審判を務めることは不可能と確認した。「FIFAはビザの審査を含む開催国の入国手続きには関与しておらず、当局からアルタン氏の身分は現時点では変更されないとの通知を受けている」「過去のFIFA主催イベントと同様に、ビザの発給および入国許可は最終的に開催国政府が決定する」と説明した。

 米トランプ政権は昨年、ソマリアを含む12カ国の国民に対し、包括的な渡航禁止措置を課していた。ソマリア青少年スポーツ省のシーセ・アデン・アブシル上級顧問は「オマル・アルタン氏はアフリカで最も尊敬されている審判の一人であり、サッカー界全体からの支持を受けるに値する」「彼の米国入国を拒否し、予定されている試合での審判を妨げることは、彼個人に損害を与えるだけでなく、サッカー界が掲げる公平性、実力主義、そしてフェアプレーの精神を損なうことになる」と殊遇への不満を表明した。

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