前節から中2日のアウェイ戦。再び総力戦となる中、守備の粘り強さは継続し、得点力を高めて、90分での勝利で3連勝を目指す

 

前節のアビスパ福岡戦から中2日。セレッソ大阪は、敵地に乗り込み、清水エスパルスとの明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第15節に挑む。現在はPK戦で連勝中。それでも、「引き分けでPK戦での勝利なので、選手はみんな、納得はいっていない結果」と大畑歩夢。今節は90分での勝利と3連勝を目指す。

 

福岡戦では前々節のヴィッセル神戸戦から再び先発11人を総入れ替え。第12節・サンフレッチェ広島戦のスタメンに戻した形となった。その広島戦の前半のように前節も立ち上がりから攻勢を強めたかったが、11分、中盤でボールを失ったところからショートカウンターを受けて、ミドルシュートを決められて失点。その後はハイプレスとミドルブロックを使い分けて堅守を築いてきた福岡の守備を崩せず時間が進んだが、前半アディショナルタイムにCKから同点に追い付く。柴山昌也のキックにファーで合わせたのは井上黎生人。今大会2点目となるゴールを決めた。後半もボールを握る時間こそ長かったセレッソだが、相手のボックス内に入る回数は少なくカウンターからピンチも招くなど、どちらに転んでもおかしくない展開の末、試合は1-1で終了。PK戦に突入すると、福岡の2人目のキッカーを中村航輔がストップ。神戸戦に続いて守護神の活躍もあり、2試合連続PK戦で勝利を収めた。試合後は、監督、選手ともに笑顔は少なく、課題も残った一戦になったことは確かだが、ゴールデンウィークの過密日程で選手を入れ替えながら連勝を飾ったことは大きい。今節も福岡戦から中2日、さらにはアウェイで13時キックオフと条件は厳しいだけに総力戦となる。神戸戦でプレーした選手たちに再び出番が回ってくる可能性も高い。「パフォーマンスの質を上げていくこと」(パパス監督)にもこだわりながら、自身の持てる力をしっかりと表現して、勝利につなげていきたい。

ホームで行われた清水との前回対戦時は、ボール保持率、ゴール期待値ともに大きく相手を上回りながら決定力を欠き、90分では0-0。PK戦で中村航輔が相手のシュートを2本止めて勝点2を獲得した。清水は今季から指揮を執る吉田孝行監督が求める規律とハードワークが浸透しているだけに、中盤での攻防を含めて一歩も引かずにバトルする必要がある。清水の戦い方の特長としては、前節開始前の時点でロングパス比率がリーグ2位、前方パス比率がリーグ3位、アタッキングサード・ミドルサードでボールを奪った回数がリーグ1位というデータからも分かるように、ダイレクトに前線へ長いボールを入れ、そこからこぼれ球を拾って、攻撃を仕掛けてくる。そうした戦術を可能にしているのも、前線にそびえ立つ長身FWオ セフンの存在があればこそ。前節終了時点での空中戦勝利数133回は、2位の荒木隼人の71回を大きく上回る断トツの数字。ゴール期待値も高い清水のストライカーを抑えることがこの試合では欠かせない。DF陣を中心に、清水のフィードやクロス対応がカギになる。前々節まで3バックで戦う試合も続いていた清水だが、前節は従来の4-3-3に戻して逆転勝利。前述のオ セフンに加えて、2試合連続ゴール中の嶋本悠大、前節ゴールを決めた宇野禅斗らインサイドハーフのミドルシュートにも警戒したい。直近の2試合、セレッソは守備での粘り強さは発揮できている一方、得点力に課題を残した。今節も守備でハードワークすることは前提に、「より効果的にゴール前で決め切る」(パパス監督)ことが、90分で勝利するためには必要になる。

 

明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンドも今節を含めて残り4試合。依然としてWESTは混戦が続いており、4位・セレッソと6位・清水の勝点差はわずかに『1』。セレッソとしては、清水を突き放してさらなる上位を目指すためにも勝点3が求められる一戦だ。ゴールデンウィーク最終日、アウェイに集うサポーターと勝利の喜びを分かち合いたい。

試合前日コメントアーサー パパス監督

Q:前節から中2日。アウェイで13時キックオフと準備期間は短いですが、今節へ向けたアプローチについて
「とてもタイトなスケジュールです。清水さんに比べて1日リカバリーに充てる時間も少ないので、しっかりとフレッシュになって試合に向かっていくことが大事です」

Q:前々節・ヴィッセル神戸戦、前節・アビスパ福岡戦と、先発を全員変えながら2試合連続PK戦で勝利を収めています。過密日程の中で一体感のある戦いぶりを披露していますが、90分で勝ち切るために、表現したいプレーは?
「カギになるのは、しっかりとエネルギーを持って戦うこと、勝つためのメンタリティーを見せていくことです。その中でも一番求めたいことは、パフォーマンスの質を上げていくこと。このグループなら、もっともっとできると思っています。選手たちもハングリーなので、この2試合よりいいパフォーマンスを発揮することが大事になります」

大畑歩夢選手

Q:直近2試合は選手を入れ替えながら連勝中です。チームの現状について
「勝ててはいますが、2試合とも引き分けでPK戦での勝利なので、選手はみんな、納得はいっていない結果だと思います」

Q:90分で勝ち切るために、どういうプレーを出していきたい?
「セレッソらしさ、前半の立ち上がりからアグレッシブに、前に前にというプレーを出していきたいです。得点が少なく、決めるところで決め切ることが課題になっているので、そこを決め切っていきたいと思います」

Q:攻撃では、今大会は1トップに櫻川選手やチアゴ選手を置く形、ゼロトップなど、様々なトライをしているが?
「ポジションや選手は変わっても、攻撃的なサッカーを目指すことは変わらないので、そこは特に問題なくやれています」

Q:失点を減らすことが課題としてあった中で、WESTで最少失点という結果については?
「最後のところで全員が体を張れている証拠だと思うので、そこは続けていきたいです」

Q:明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンドも残り4試合です。WESTは混戦ですが、どう締めくくりたい?
「セレッソが目指しているフットボールを皆さんに見せられるよう、最後まで全員で戦っていきます」

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