北海道・ニセコは日本を代表するリゾートとして、国内外から多くの人々が訪れています。建設ラッシュに沸き、海外投資家や一流ブランドが日本のリゾートにマネーを投下する動きが加速していますが、「第二のニセコ」へと成長をを遂げる可能性が高いリゾートは、どこなのでしょうか。高橋克英著『超富裕層に「おもてなし」はいらない 世界の一流が日本に惹かれる本当の理由』(講談社+α新書)より、内容を一部調整のうえご紹介します。

かつての新婚旅行ブームの中心地

7位「青島」(宮崎県)

1960年代には空前の新婚旅行ブームの中心地として、また現在は、国内有数のサーフポイントとして知られる宮崎市の青島エリアでは、デジタル化の進展やライフスタイルの多様化に伴い、主に首都圏や関西からの移住者や二拠点生活希望者が増えている。青島は、橋を渡って上陸できる周囲約1・5㎞の小島を指す名称であり、島をとりまく波状岩は「鬼の洗濯板」として有名だ。宮崎空港から車で約15分と空港からのアクセスも良い。羽田から宮崎空港までは約2時間だ。

2022年4月には、バブル崩壊で長年にわたり廃墟・更地となっていた旧橘ホテル跡地を再開発した複合リゾート施設「青島ビーチビレッジ」が開業した。レストランやBBQエリア、プール、サウナや宿泊施設などがあり、同年12月には「NOT A HOTEL AOSHIMA」も開業している。2023年4月には結婚式場「アマンダンブルー青島」が開業するなど、再開発が進み、県外サーファーの移住先や二拠点生活先、観光地として再び人気を取り戻している。

宮崎県の青島/ウィキメディア・コモンズよりイメージギャラリーで見る

2025年の基準地価の上昇率では、住宅地が宮崎市青島1丁目の10.2%(3.3万円/㎡)、商業地も宮崎市青島2丁目の7.5%(4.1万円/㎡)とそれぞれ前年より4.7%、2.0%上昇しており、共に3年連続で宮崎県内トップとなっている。

青島は海と山に挟まれたエリアで、海岸沿いでは物件供給が極めて少ないなか、首都圏など県外からの移住ニーズに加え県外資本による高級分譲住宅の開発や、県内外からの観光客向けの新規出店も増加傾向にある。

2025年12月、「セブン バイ セブン」などのホテルブランドを展開する不動産コンサルティング会社の霞ヶ関キャピタルは、休業中の老舗ホテル「青島グランドホテル」の土地・建物を取得した。同社は「宮崎青島ホテルプロジェクト」として今後、建て替えも視野に入れた大規模な開発を行う予定だ。同ホテルと同じく青島ビーチに面する「ANAホリデイ・イン リゾート宮崎」に加えて、この先、外資系ブランドホテルの誘致などにより、海外富裕層の取り込みなども進んでくると、更なる不動産価格の上昇も見込めそうだ。

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