21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3(東京都港区)で、「ガウディ:未来をひらく窓」が5月16日から開催されます。

本展は、アントニ・ガウディの没後100年を記念し、スペイン・カタルーニャ自治政府とガウディ建築群が進める記念行事「ガウディ・イヤー」や、国際的な建築イベント「UNESCO-UIA 世界建築首都」、「UIA 世界建築家会議」が開催される2026年のタイミングに、窓メーカーYKK APがガウディ建築とのコラボレーションのもと、ガウディ建築群とのコラボレーションのもと創造的で革新的な「ガウディの窓」の魅力を伝える展覧会です。

展示はスペインと東京(21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3/サテライト会場)の2会場で同時展開されます。

そこで本記事では、東京展の基本情報を紹介しつつ、スペイン展も含めた本展での取り組みを掘り下げてご紹介します。

ガウディ:未来をひらく窓

会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3
(東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)

会期:2026年5月16日(土)~7月12日(日)

開館時間:10:00~19:00

休館日:5月26日(火)、6月23日(火)

観覧料:無料

アクセス:都営大江戸線「六本木」駅、東京メトロ日比谷線「六本木」駅、千代田線「乃木坂」駅より徒歩数分

詳細は、展覧会公式サイトまで。

スペインと東京の2会場で展覧会を開催

本展は、YKK APがこれまでに収集したガウディの窓に関する知見や研究成果、共同研究の一部などを紹介し、参加者とともにガウディの豊かな窓の世界を多角的に学び、未来の窓について考える産学官連携プロジェクトの一環として開催されます。

スペインではバルセロナの中心に位置するユネスコ世界遺産のガウディ建築「パラウ・グエル (グエル邸)」の全館を通して、本プロジェクトのメイン展覧会「ガウディ:未来をひらく窓」が開催されます。

©Palau Güell – Diputació de Barcelona/メイン展覧会開催場所「パラウ・グエル」の内観

ガウディ建築で使用されていた建具・ステンドグラスや、ガウディ建築の窓に関する模型・図面などを展示します。また、ガウディ建築で使われている窓や取っ手の模型展示のコーナーでは、実際に手で触れる展示も登場。その他、様々な研究者や専門家の調査研究の一部や、ドキュメンタリー映像などを通して、創造的で革新的なガウディの窓の魅力が多角的に取り上げられます。また、YKK APと東京工芸大学の山村健研究室が取り組んできた、ガウディの窓のデザインの変遷や系譜に関する共同研究、日本とスペインの建築学生・大学院生がガウディの窓をテーマに協働した国際デザインワークショップの成果の一部が初公開されます。

さらに、6月1日~30日の期間中は、ユネスコ世界遺産「カサ・バトリョ」にて”YKK AP x Casa Batlló Gaudí Window Nights”と題した入場無料イベントも実施予定。本プロジェクトは、「ガウディ・イヤー」や「UNESCO-UIA 世界建築首都」、日本とスペイン・カタルーニャ自治州の文化交流を記念した「日本・カタルーニャ交流年」の公式プログラムとしても登録されており、現地バルセロナから世界に向けて発信されます。

©Pere Vivas / Triangle Books/関連展示・イベントを行う「カサ・バトリョ」の特徴的な窓

サテライト展となる「21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3」での東京展では、バルセロナの展覧会と同じコンセプトを保ちつつ、会場の展示空間を生かした独自の展示構成で開催。今回3回目となる建築イベント「東京建築祭 2026」にも同時出展されます。

「窓」という視点からアントニ・ガウディの建築を捉え直す本展は、“窓メーカー”として高断熱窓による快適な住まいを提案をしてきたYKK APならではの意欲的な企画です。没後100年を迎え、サグラダ・ファミリアの完成もいよいよ現実味を帯びる2026年、ガウディへの関心はいっそう高まりを見せています。そうしたなかで開催される本展は、建築ファンはもちろん、デザインやアートに関心を寄せる幅広い人々にとっても見逃せない機会となりそうです。(美術展ナビ)

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