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2026年4月16日
“熊本地震10年”「復興が目に見える形に」 県道熊本高森線が4車線化
熊本・益城町
2016年4月の熊本地震により、甚大な被害が生じた熊本県益城町で先月、県道熊本高森線の4車線化事業が完了し、渋滞緩和や緊急輸送道路としての活用に期待が高まっている。公明党県議団の城下広作団長、前田憲秀、本田雄三の各議員と公明党の吉村建文町議はこのほど、県道が通る益城町木山の交差点を訪れ、住民と喜びを分かち合った。=熊本地震取材班
■渋滞緩和、緊急輸送道路に期待
喜びを分かち合う(右2人目から)前田、城下、本田の各県議と吉村町議ら
「みんなで支え合ってきた10年なので、やっぱりうれしい。町がにぎわい、より発展するよう頑張っていきたい」。こう語るのは、益城町木山の交差点近くで商店を営む矢野好治さん。町民の生活に欠かせない道路が4車線に拡幅され、地元の喜びも、ひとしおだという。
総延長60.15キロの県道熊本高森線は、熊本市中心部から益城町を経由し、観光地の阿蘇地域までをつなぐ人や物流の大動脈となっている。熊本地震の発災前、同町の県道沿いには住宅や商業施設などが密集。片側1車線しかなく、たびたび渋滞が発生していた。
震災の時、倒壊した建物やがれきが道をふさぎ、物資を運ぶ車や救急車の通行が困難な状態に。県道近くに住む山内富士夫さん、恵理さん夫妻は10年前の惨状を思い出す一方、「道路の拡幅で復興が目に見える形になった。商店が減った分、住民同士のつながりをさらに深めていきたい」と笑みをたたえていた。
熊本県は2019年1月から、益城町区間を中心とする約3.8キロの4車線化をスタート。昨年4月までに、熊本市東区桜木から益城町の惣領交差点までの約1.6キロが開通し、先月、残る同町寺迫交差点までの約2.2キロの工事が完了して供用開始となった。
震災前、車道と歩道を合わせた道幅は10メートルほどだったが、4車線化に伴い約27メートルまで拡幅。ゆとりが生まれたことで、歩行者と自転車それぞれの専用道路も設けられた。また、道沿いには気軽に休めるベンチがあるポケットパーク(小規模公園)や、バス停近くには無料の駐輪場が6カ所ずつ新設された。
県道の4車線化を祝うウオーキングイベントに参加する住民ら
4車線区間の供用が開始した先月20日、町は、県道沿いの歩道を歩きながらポケットパークなどを巡るウオーキングイベントやバスツアーを実施。多くの住民らでにぎわった。
県は同日、益城町と合同で開通式を開催。式典に出席した木村敬知事は「県道が益城町の復興や、熊本都市圏東部地域の発展につながると確信する」と述べ、西村博則町長は「にぎわいあふれるまちづくりを進めていく」と話していた。
■公明が強力に推進
倒壊した家が片側1車線の道をふさいだ益城町木山の様子=2016年4月19日
公明党は熊本地震の発災当初から、国、県、市町の議員が連携して復旧・復興に力を尽くしてきた。同県道の4車線化についても、各議員が現場を何度も訪れ、議会質問などを通じて整備の重要性を訴えてきた。
党県議団の城下団長は「県道4車線化は沿線地域の防災機能の強化や経済活性化につながる。今後も、党のネットワークの力を生かし、復興を後押ししていく」と語った。