南シナ海巡り言葉の応酬激化、フィリピンが中国に厳重抗議

 1月26日、フィリピン外務省は、南シナ海の領有権を巡り中国とフィリピンの「公の場での応酬が激化」しているとして、中国大使館と駐フィリピン中国大使に厳重に抗議したと発表した。写真は、ロイターのインタビューに応じるフィリピンのマリア・テレサ・ラザロ外務大臣。マニラ首都圏パサイ市で22日撮影(2026年 ロイター/Eloisa Lopez)

[マニラ 26日 ロイター] – フィリピン外務省は26日、南シナ海の領有権を巡り中国とフィリピンの「公の場での応酬が激化」しているとして、中国大使館と駐フィリピン中国大使に厳重に抗議したと発表した。

マニラの中国大使館や当局者は、ここ数週間、発言のトーンを強めており、フィリピン沿岸警備隊の報道官や同国の議員らを批判している。

マニラの中国大使館はコメントの要請に直ちに応じなかった。

フィリピン外務省は26日の声明で、自国当局者の発言について、主権と主権上の権利を維持する任務の一環だと主張。「公の場では冷静かつプロフェッショナルで、敬意を払ったやり取り」を行うよう呼びかけた。

「言動には慎重さが求められる。そうしなければ、海洋分野の緊張を管理する上で必要な外交的余地が、不必要に損なわれかねない」と主張した。

両国は近年、海上での対峙を繰り返している。フィリピン側は、中国が自国の排他的経済水域(EEZ)内で、危険な操船や放水、補給任務の妨害など、攻撃的な行動を繰り返していると非難。

中国は、フィリピン、ブルネイ、マレーシア、台湾、ベトナムのEEZに含まれる海域を含め、南シナ海の大部分に対する主権を主張している。

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