加とブラジルの首脳、ベネズエラ主導の移行プロセス支持で合意

 カナダのカーニー首相(写真)とブラジルのルラ大統領は8日会談し、南米ベネズエラでの「国民の民主的な意思を尊重する平和的かつ交渉による、ベネズエラ主導の移行プロセス」を支持することで合意した。昨年10月にマレーシアのクアラルンプールで撮影(2026年 ロイター/Edgar Su)

[8日 ロイター] – カーニー首相とブラジルのルラ大統領は8日会談し、南米ベネズエラでの「国民の民主的な意思を尊重する平和的かつ交渉による、ベネズエラ主導の移行プロセス」を支持することで合意した。トランプ米大統領はベネズエラのマドゥロ大統領を拘束して米国で起訴し、同国を運営すると宣言している。

これに対し、カーニー氏とルラ氏は全ての当事者が国際法と主権の原則を順守する必要性があると強調したという。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は、米国によるベネズエラ介入は国際法に違反しており、世界の安全を損なうことになると国際社会は認識すべきだとの見解を示した。

トランプ氏は8日に掲載された米紙ニューヨーク・タイムズのインタビューで、米国が今後数年間にわたってベネズエラを監督し、石油収入を管理する方針を示した。

トランプ氏はベネズエラの野党指導者で2025年のノーベル平和賞を受賞したマリア・コリナ・マチャド氏ではなく、マドゥロ政権で副大統領を務めていたロドリゲス暫定大統領を支援することを決定した。

カナダ政府はこれまでにベネズエラでの人権侵害の報告を受けてマドゥロ政権を批判しており、カーニー氏はマドゥロ氏が大統領から追放されたことは「歓迎すべきニュース」と評した。

ただ、米軍によるベネズエラ襲撃への直接的な称賛は避けた。カーニー氏は関係各国に対して国際法の順守を求めている。

一方、ルラ氏はトランプ氏による軍事行動を「容認できない一線」を越えたと非難している。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

Kanishka Singh

Kanishka Singh is a breaking news reporter for Reuters in Washington DC, who primarily covers US politics and national affairs in his current role. His past breaking news coverage has spanned across a range of topics like the Black Lives Matter movement; the US elections; the 2021 Capitol riots and their follow up probes; the Brexit deal; US-China trade tensions; the NATO withdrawal from Afghanistan; the COVID-19 pandemic; and a 2019 Supreme Court verdict on a religious dispute site in his native India.