福岡市・天神で計画されている新天町商店街とパルコの一体的な再開発をめぐり、4日、関係者らが再開発の際の補助金などを求める要望書を高島市長に提出しました。その背景には、建築費の高騰といった課題も見えてきています。

4日正午ごろ、福岡市役所を訪れたのは、福岡市・天神の新天町商店街や福岡パルコの関係者らおよそ10人です。現在、新天町商店街一帯で進められている再開発の計画に関して、福岡市の高島市長に要望書を提出しました。

■新天町商店街商業協同組合・白木浩一理事
「新天町、大変老朽化をしていて、地震への備えや防災への備えが大切と思っています。一刻も早い建て替えが必要ということもあって、本日、高島市長に直接お願いをしに来たかたちです。」

福岡市・天神の大規模な開発プロジェクト「天神ビッグバン」。その一つが、新天町商店街と福岡パルコの一体的な再開発です。

計画によりますと耐震性の向上に取り組むため、新天町商店街を「西街区」、福岡パルコなどのエリアを「東街区」として2つの複合ビルが建設される予定です。

■八木菜月アナウンサー
「新天町商店街は更地となり、商店街の歴史を継承するための“商店街通路”を作る計画も出てきています。」

予定されている計画は、ほかにもあります。新天町商店街を南北に走る「メルヘン通り」には、およそ190メートルの地下通路の整備も予定されています。

ビルと地下通路のいずれも2030年度の開業を目指すとされていますが、関係者によりますと、建築資材の高騰などで当初の計画よりも予算が超過しているといいます。

関係者らは4日、高島市長に新たに作られる地下通路の建設について補助金の活用など求めました。

■新天町商店街商業協同組合・白木浩一理事
「建て替えに関してはいろんな困難があるかと思いますが、福岡市に対しては規制緩和や補助金の活用もぜひお願いしたい。」

一方、この日の午前、福岡市の高島市長は、これまでの一つ一つの事業に「補助金は出していない」と話しました。その上で。

■福岡市・高島市長
「災害が来る前に、建て替えはしておかなければいけない。いずれにしても、どこかでしなければいけないとなってくると、どのタイミングでするのがベストなのか。総合的な各社の判断になろうかと思います。」

また、高島市長は「天神ビッグバンは“後半戦”に入っていて、今後に向けて現在、様々な議論が始まっている」と話しました。

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