群馬県防災ヘリ墜落7年 追悼式 遺族会「事故の風化防いで」

群馬県防災ヘリ墜落から7年の追悼式で、慰霊碑に献花し頭を下げる消防関係者=前橋市の県消防学校で

 群馬県防災ヘリが2018年に中之条町の山中に墜落し乗員の消防隊員ら9人が死亡した事故から7年の10日、県主催の追悼式が県内2カ所で行われた。

 式では、田村富司遺族会会長のメッセージを塩原喜好副会長が代読。「最愛の家族が突然帰らぬ人になった悲しみは頭から離れることはない。事故機体の展示を実現し風化を防いでほしい」と訴えた。

 式典は草津町の式場と県消防学校(前橋市)の2会場で中継を交えて行われ、計約150人が出席した。会場の一つは例年、国道292号沿いの渋峠慰霊碑前だが、草津白根山の噴火警戒レベル引き上げを受け、今年は変更した。

 事故は、防災ヘリ「はるな」が登山道の危険箇所を点検中に墜落。調査報告では、機長が悪天候による視界不良で機体の姿勢を錯覚する「空間識失調」に陥ったとされている。(羽物一隆)

Share.