
古巣のC大阪戦に向けて調整する新潟・船木
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4勝7分け13敗でリーグ最下位のJ1新潟はオフ明けの7日、聖籠町のアルビレッジで11日にアウェーで行われるC大阪戦に向けて練習を再開した。7月に完全移籍でC大阪から加入したDF船木翔(27)にとっては、初めての古巣との対戦。約20年を過ごしたクラブへの愛着はあるが、チームの勝利のためだけに集中している。
約3週間の中断期間を経て、いよいよC大阪戦でリーグが再開する。チームは残り14試合でJ1残留を目指す苦しい状況だが、特別な思いを持って再開初戦に臨もうとしているのが船木だ。約1時間の練習を終えて大粒の汗を拭うこともなく、古巣との対戦への思いを口にした。
「少なくとも20年近くはお世話になったクラブ。たくさんいろいろな感情はあるが、新潟のために戦うと決めてきた。チームの勝利を最優先にしたい」
6歳でC大阪のスクールに入ってから下部組織でキャリアを積み、17年にトップチームに昇格。磐田、相模原への期限付き移籍を経て、22年にC大阪に復帰してからは出場機会が増えた。昨季は30試合に出場。アカデミー出身者としてのプライドを示してきた。
今季も開幕直後は先発出場を続けていたが、3月下旬から出番が減少。そこに新潟からオファーが舞い込んだ。「キャリアを考えたら大事な居場所というか、居心地のいい場所を捨てる時が来ると思った」。数日、悩んだ後に退路を断って完全移籍での加入を決断した。
練習では前節の広島戦で途中出場した左サイドバックではなく、センターバック(CB)が主戦場。チームとして力を入れるビルドアップについては「一人一人の個性、特長を理解した上でのビルドアップ。前の選手をどう生かせるかが後ろの選手にかかっている」と感じ、中断期間中にはベテランの千葉や舞行龍、堀米らDF陣と綿密に意見を交換して理解を深めた。
今季のフル出場は6月4日のルヴァン杯・横浜FC戦が最後。コンディションを上げようと、暑い中でも練習後に長距離を走るなど準備してきた。「チームの中心で、残留に向かって戦いたい。絶対、最後まで諦めずに戦うところを声を出して鼓舞できたらいい」。闘争心をむき出しにして、古巣討ちに挑む。(西巻 賢介)
○…MF落合陸(26)がJ2大分に期限付き移籍することが決まったと発表した。期間は来年1月31日まで。今季に柏から加入した落合は球際の強さやミドルシュートが武器でトップ下などでの活躍が期待されたが、リーグ戦は2試合に出場。ルヴァン杯、天皇杯も2試合ずつの出場があったが無得点だった。クラブを通じ「たくさん考え苦渋の決断をさせていただきました。新潟で学んだことや想(おも)いをパワーに変えて、新しい地で頑張ってきます」とコメントした。新潟の今夏の移籍による退団は、これで6人目となった。
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