ドイツ北部のハンブルクで7月10日、イノベーションイベント「Hamburg Innovation Summit(HHIS)」が開催された。このイベントは、2015年に大学関係者間のネットワーク構築を目的として発足し、2024年以降は技術的なイノベーションだけでなく、社会的・文化的なイノベーションも包含するイベントに発展している。10周年を迎えた今回の参加登録者は前回の2倍近くに迫る3,000人超、6つのステージで160人以上のスピーカーによる80以上のプログラムが行われ、ハンブルク州最大規模のイノベーションイベントに成長した。

イベントでは、ハンブルク州の地域イノベーション戦略に基づき、10のフォーカストピックを設定した。同州のメラニー・レオンハルト経済・労働・イノベーション担当上院議員や、マリヤム・ブルーメンタール科学・研究・機会均等担当上院議員が登壇したオープニングセレモニーでは、人工知能(AI)・量子コンピューティングの分野の議論を活発に行った。また、ハンブルクでのディープテック起業エコシステムの構築を目指す産官学連携イニシアチブ「Impossible Founders外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」についても言及した。同イニシアチブは「科学的なブレイクスルーを現実世界にインパクトを与えるベンチャーへと変革する」ことを目指し、研究者が起業家となる道を支援している。ハンブルクの大学や研究機関と密接に連携し、科学を基盤としたスタートアップ創出を加速させるべく活動しており、技術交流の拠点としての同地の強みを紹介した。

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