米国株式市場=3指数とも急落、債券利回りが急上昇

米国株式市場は急落して取引を終えた。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 21日 ロイター] – 米国株式市場は急落して取引を終えた。トランプ大統領の提案する減税法案が議会を通過した場合、政府債務が数兆ドル増加するとの懸念から米国債利回りが急上昇したことが背景にある。

主要3指数は、いずれも1カ月ぶりの大幅な下落を記録した。小型株も大きく売られ、ラッセル2000指数(.RUT), opens new tabは4月10日以来の大幅な下げとなった。債券利回りは低調な20年債入札の結果を受けて上昇。10年債利回りは一時、2月半ば以来の高水準を記録した。 もっと見る

下院共和党がメディケイド(低所得者向け医療保険)などの予算削減案を巡る党内の対立解消を目指す中、議会委員会は異例の公聴会を開催した。

超党派のアナリストは、共和党の法案により連邦政府の36兆2000億ドルの債務が3兆─5兆ドル増加する可能性があると指摘している。

S&P500の主要11セクターでは10セクターが下落。不動産、ヘルスケア、金融、公益事業、一般消費財、情報技術の下げが目立った。通信サービスは上昇した。

グーグルの親会社アルファベット(GOOGL.O), opens new tabは2.7%上昇。エヌビディア(NVDA.O), opens new tabは1.9%、アップル(AAPL.O), opens new tabは2.3%、テスラ(TSLA.O), opens new tabは2.7%、それぞれ下落した。医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループ(UNH.N), opens new tabは6%近く値下がり。介護施設入居者の入院を減らすため、施設に秘密裏に数千ドルのボーナスを支払っていたと英紙ガーディアンが報じた。HSBCは同社の投資判断を「ホールド」から「リデュース」に引き下げた。ディスカウント大手ターゲット(TGT.N), opens new tabは5.2%安。裁量的支出の減少を背景に年間売上高見通しを大幅に引き下げた。 もっと見る 半導体メーカーのウルフスピード(WOLF.N), opens new tabは連邦破産法11条の適用を数週間以内に申請する準備を進めていると報じられ、60%近く急落した。 もっと見る

モルガン・スタンレーは政策が不透明な中、世界経済は緩やかながらも拡大を続けているとし、米国株の投資判断を「オーバーウエート」に引き上げた。

S&P総合500種(.SPX), opens new tabは、トランプ大統領の相互関税が世界市場を混乱させた4月の安値から17%以上上昇している。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を5.82対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は193億9000万株。直近20営業日の平均は175億株。

LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります
※米国株式市場

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Chibuike reports on Breaking News, with a focus on finance and markets. He previously covered U.S. private equity firms, and holds master’s degrees in journalism from New York University and Edinburgh Napier University.

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